Thursday 27 June 2024

手づくり礼賛

齢50にして、はじめて洋裁にもはまりそうな気配。ちなみに学生時代に授業でパジャマを縫って以来。なんかそのときは地味な細かい作業がいっぱいで、なんだかめんどくさくて向いてないな~と思っちゃった。今はそういったことが苦手じゃなくなっているのも良いタイミングだったのかも。

ここに来るまで、ずっと都市近郊で街に近いところで暮らしていた。ウィンドウショッピングだったり服屋さんに行くのが習慣で、好きなお店の顧客になって新入荷のお知らせ葉書をもらうのも好きだった。ファッション雑誌や洋書も、かなりチェックしていた。

田園地帯に住むようになり、昔よりふらりと気軽に街歩きしたり、しばらく好きな雑誌も見つけられず、そもそも定期的にお洋服を買う習慣も忘れてしまったのかのよう。ドレスアップの機会も少なくなったし。それに加えいざ必要な普段着を買おうと思っていても、なかなか価格のバランスと生地やら産地やらデザインがいいなと思うものが昨今少ないように思えて、余計おめかしから遠ざかってしまっていた。ファッションビジネスの構造の諸問題が気になり調べてそういった関係書を読んで考えることがあったことも、気軽に買えなくなってしまった原因かもしれない。

近所に、近江上布伝統産業会館がある。ホラオーディオも、ここで仕入れた麻布を使っている製品がある。滋賀は麻の昔からの一大産地なのです。そこでとてもすてきな麻布を見てそのすばらしさを知った。また、テキスタイルの産地である岐阜愛知も比較的近い。そういった質の高い布をつかって、好みでなおかつサイズの合った服をつくれるようになったら、ええなと思いはじめた。気に入ったものがなければ、つくってしまおうという心意気。それまで服に興味はあれど、あくまで買うもので、つくることは私の想像外だった。

そう思い始めて、気になる洋裁本を集め始めたもののきっかけを掴めないまま、はや数年。最近ミシンをもらい、良い機会が訪れたとやっとこさ行動にでることにした。まずはdarumastoreでバッグキットを買ってみて、はじめひるんだもののなんとかできそうだと手ごたえをかんじた。

次は「大きな服を着る、小さな服を着る。」から、近江上布会館で以前から気になっていたリーズナブルな麻布をドキドキしながら必要な長さを切ってもらい、いざミシンの前へ。本から型紙を写すことから???の連続で悪戦苦闘しつつリラックスパンツとやらをつくってみたら、すごく楽しかったのです。技術的には初心者やからもちろん既製品のクオリティにも程遠いんだけど、糸の色さえ合わせていたら縫い目が曲がっていても気にならないし、自分が着るんだし別に問題なし。布が良いからか、けっこういい感じの服に見える。

それから、型紙のこと、採寸の事、布の選び方、いろいろ気になって、そのことで頭がいっぱいになっている。ひとつのことが気になったら、調べ倒しのめりこんでしまうのは、いつもの癖。次は、農作業用のもんぺとスモッグをつくってみたい。(ボーダーとか水玉もいいな。)編み物と洋裁、畑仕事の上達が、今の目標だな。

*洋裁の先輩として、藤田嗣治が気になる。葉巻を加えながらタンクトップと雪駄で足踏み式ミシンで縫物をしている写真を見たけれど、めちゃ格好いい。singerのミシンを使っているのも少し嬉しい。(もらったのも、同じメーカーの現代の製品。)

(my)

Monday 6 May 2024

ささやかな贅沢

最近、近所のやさい直売所で平飼いたまごを売るようになった。近くの山すそで育てられているらしい。一緒に添付されていた説明書に、たまごかけごはんとスポンジケーキでその違いが分かると書いてあった。悩んだ末、買い物かごに入れた。はじめてのものを買うときは、どんなものでもかなり考えるたちなのだ。

おうちに帰って台所で紙のたまごパックを開けると、ひとつひとつプチプチで保護されている。殻の色もみどりやら今まで見たことのない色。たまごによって違う。私のイメージしていたたまご色とかけ離れている。なんだか宝石箱のよう。サイズはSSサイズ以下(中身をはかったら40g弱)でかなり小さい。

殻も一度こつんとやっても割れないぐらい、硬質。黄身は、レモン色。お月様みたい。まずはじめにたまごかけごはんを食べてみた。一口めは控え目でインパクトはうすくても、静かにじわじわと美味しさがしみわたってくる。

次に、スポンジケーキを焼いてみた。共立て(湯せんにかけて泡立てる方法)でつくったんだけれど、ハンドミキサーでぐわーっとやる感じがいつものたまごとは違って、すぐにキメが細かく仕上がる。焼いたケーキ、さわやかでどこか深みのある特別な味がした。ほんとうはジャムをはさんで、ヴィクトリアケーキにしようと思ったのだけど、そのままの風味を楽しみたくてそのまま食べた。

くせになりそう・・・というかなってしまった。価格は通常選んでいるものの2倍以上するけれど、それだけの値打ちがある。高いといっても、数百円のこと。まぁ、気軽にできる贅沢なのだ。入荷数が少ないのか、いつも直売所に置いてある訳ではない。見かけたらやった!とスペシャル卵焼きやお菓子をつくるべく、買って帰る。なんだか心から嬉しくなってくる。落ち込んでいたとしても、そんな気分は吹き飛んでしまう。我ながら、単純・・・。

(my)

Friday 3 May 2024

新緑の中を

先日、彦根図書館経由鳥居本宿から中山道を中心にうちまで約17㎞ほどを自転車で走った。なんと短距離用のママチャリで。はじめは完走できるか不安だったけれど、のんびりだとなんとか行けた。新緑の美しい風景の中、とても気持ちが良かった。

いつもは車で走っている道。自転車の速度だと視線がかわり、こんな場所があったなんてと新たな発見。これから梅雨まで、自転車を乗るのに良い季節。ママチャリで近所をいろいろ探索してみたい。

*前の日から少し腰痛気味だったんだけれど、なぜか直った。運動不足だったんだね・・・。

(my)

Sunday 31 March 2024

年度末っぽい日なんだろう。

ついこの前までストーブにかじりつかなきゃってくらいの寒さだったのに、おとといから急にあたたかくなった。昨日、川沿いの桜はどうなっているのかなと見に行ったけど、まだ咲く様子なし。これからかな?みなさまのお住いの地域はどうですか。

久しぶりはまったドラマが、この前最終回をむかえた。どうなるんやろ?と思ったけれど、なるほどこうくるかの終わり方。余韻があるのはいいもんだ。いつでも人そのものは変わんないんだよね。寛容って大事だなとしみじみ、まんまと乗せられている。(ドラマ観た人向け;私の好きなキャラは、サカエさんと中学生の井上くん。サカエさんの格好がすてきだった。特に、眼鏡のときの。)それにしても、自分の昭和濃度の高さを実感・・・。

明日から4月。期待と不安入り混じる新しい出会いの季節なんだろうけれど、自営(それも家族経営)の私としては実感湧かず。はるか昔の記憶を思い出すのみ。

(my)

Tuesday 27 February 2024

ドラマ中毒

久しぶりにドラマにはまって中毒状態になっています。はじまる前にネットニュースで知って、これは絶対好きなやつやとピンときたのです。そのドラマは何かというと、「不適切にもほどがある!」。意外と社会派な感じ。(でも重くない。)

気分を盛り上げるべくブラウン管テレビにパソコンをつないでみています。その後、パソコンで細かいシーンや小道具、実況をチェックしたり。むかし(昭和の頃ね)はできない楽しみですね。

各回数回以上見直しています。(少しでも時間がとれるとみてしまう。まさに中毒。)先週の第5回目の話は、観るたびに大泣き・・・。

ちなみに私的心に残っているベストドラマは、「うちの子にかぎって」(特に2。私とリアル同学年の設定で余計感情移入。)「パパはニュースキャスター」「ママはアイドル」「抱きしめたい!」「あぶない刑事」かな。全部80年代やな・・・。

(my)

Sunday 31 December 2023

2023年の大晦日

早いもので2023年もあと残り1日。なんだかあっという間に過ぎた1年だった気がする。(毎年、同じこと言ってる気もしないでもないが。)

昨日までに窓ふきやら大掃除、餅も準備した。(タイガーの餅つき機使用。なかなかすてきな道具です。)そのほか雑用もいっぱいで、年末は慌ただしく過ぎていく。

みなさまには、今年も大変お世話になりました。

良いお年をお過ごしくださいませ。

そして、2024年もよろしくお願いいたします!

(my)

Friday 27 October 2023

デジタルデトックス

はじめてパソコンを手に入れたのは学生時代、95年末ごろだったかな。apple社Performaという一体型のかわいいやつ。インターネット黎明期で、まだ一般化はしておらず。主にniftyパソコン通信とタグを手打ちしたホームページ作成中心にネット中毒になってしまった。

氷河期世代ということもあって、厳しい就職活動からの現実逃避の気持ちもあったのかも。電話回線でつなぐしかなかった時代なので、テレホーダイという電話代深夜割引サービスを使って毎日のように寝不足になってしまっていたことを思い出す。もともと活字中毒者なので、パソコン通信という文字中心でやりとりする方法にもぴったりはまってしまった。

それからずっとネット中毒状態気味なのかもしれない。スマートフォンが一般化してから、ネット通信サービスも格段に進歩して有線から無線、安価でつなぎ放題になったここ10年くらいは特に。

ネット上の記事やスレッドを読んでいるときは面白いけれどすぐ忘れてしまうようなことに膨大な時間を費やしてしまっていることに対する恐怖。ジャンク情報は増えたかもしれないけれど、私にとっての積み重ねはなく不毛やなと思っても、やめられない・・・。ネット環境のおかげで、昔できなかったことをできるようになった便利さにはありがたく思っている。それでもすぐにだらだらとネットに手が伸びてしまうデジタル中毒やめたい・・・。

数年前にベストセラーになったスウェーデンの学者が書いた啓蒙書も読んだけれど、そのとき感銘を受けただけでまた罪悪感を持ちつつぶりもどし。毎年禁煙を目標にかかげている人みたいになってしまっている。

今回こそ、ネット中毒をや・め・た・い!

(my)