Monday, 30 September 2019

秋からも、そばにいて

9月も最終日だというのに、気温は30度近くまだ夏が残っている。秋色の空と夏の空気の同居。タイトルの歌がぴったりな気候には程遠い。

秋になると聴きたくなる曲や読みたくなる本。9月にはこれと決めていても、昔ほどしっくりこない。現在の季節とずれてきているのかも。

80年代CMソングの呪縛。お菓子や化粧品(特に口紅)とのタイアップソング。ふとした瞬間に今でも口ずさんでしまう。テレビっ子だね・・・。
タイトル曲で連鎖で思い出した事。kirin lemon 2101。ガラス瓶のミニボトルとCMが洒落ていると、小学生のわたしは思っていた。冷蔵庫に常備していた。

近年、大好きな春秋が短くなり夏冬が長くなっている感じ。それでも秋を感じたい。

(my)

Saturday, 31 August 2019

夏の終わり

今年の夏は、記憶に強く残る2ヶ月となった。人生って予測不可能なことが起こる。だから面白いし希望があるのかもしれない。

前回ブログを書いてから、いろんな意味で心の中が変容した。自分の中でなので、外からは分からないはなしだとは思うけれど。どんなときも希望の光はある。こうありたいという目標もできた。そして、人間万事塞翁が馬という格言を噛み締める。

しぶとくDIY精神でやっていこうと思います。

追記:夏のはじまりにぼやいていたネット中毒からは、ほぼ抜け出せそうです。たぶん・・・。

(my)

Monday, 1 July 2019

夏のはじまり

今日から7月。2019年も後半をむかえる。あっという間な上半期。時間は不思議。

このブログの当番は交互に書くのが基本でしたが、これからはランダムになることもあるかも。ということで、今回もmyが書きます。

6月、はじめて梅の収穫を体験。はしごに登って手を伸ばしてもぐ。こんなふうに梅の実ってなるんだと知った。常識かもしれないけれど、実際みたことがなかったから。あたり一面梅のかおりがただようなか、至福のひとときだった。

情報に翻弄され、ネット中毒になりかけて、なにが本心かわからなくなりそうに。なるべくネットサーフィンはやめなくてはとおもっているけれど。なんだか怖い・・・。ブルーライトに目がチカチカしてもなかなかやめられないのだから。

雨の日の図書館。雨音と文字が飛び交う。

夏のはじまりはどこかそわそわする。

(my)

Friday, 31 May 2019

日日雑記#8

枇杷をいただいたので、贅沢にもびわ酒にしてみた。(村田和子さんの本を参照。自費出版の3~5集を最近手に入れた。1~2集も気長に探すつもり。)ガラス瓶の中で揺れる姿を見るだけでも美しくて自然と嬉しくなる。はじめての試み。待つ時間という楽しみ。

「運鈍根 井上梅女聞き書き」という本を読む。丸梅という東京四谷にあった伝説の小料理屋。そこの初代女将のおはなし。すごく面白く感銘を受けた。語られる料理哲学には共感することしきりだ。ホルトハウス房子さんの料理本で丸梅の料理が載っている本があるそうなので、再度読んでみよう。(ずいぶん前に読んだ本だけれど、そのときはそこまで和食に関心がなかった。)

明日から、6月。気持もあらたに過ごそうとおもう。

(my)

Sunday, 26 May 2019

五月の風

さまざまな種類の鳥や蝶が空中を飛び交う。新緑が目に眩しいほど鮮やかだ。五月は、身の回りの自然から音楽的な感覚を喚起される季節。古今東西を通じて音楽家たちは、生命感溢れるこの季節の一瞬のキラメキのようなものを永遠に保存するために作曲したに違いない。

耳を澄ませば、風の音が聞こえる。風の音ってなに?改めて確認してみると、風が吹いて木の葉がこすれる音だった。しなやかな若葉から生まれる風の音は、他の季節では聴けない特別な音質を持っている気がする。純粋に風の音だけ(空気が動く音)を聞くことはできないのかもしれない。現実世界の物質があるから僕は音を感知する。

レコードやCDで音楽を聴くのをやめて、このまま風の音だけを聴いていたいところだが、そうもいかない。五月の自然に喚起されて、僕の音楽欲は旺盛になっている。新しい音楽、聴き慣れた音楽、何を聴いても心踊る。一ヶ月前は何を聴いても楽しめなかった。音楽狂の僕にとっては珍しい状態だったのに。

風が心地よい季節が年々短くなって来ている。気がついたら夏の空気となっていた。美しいものは何とも儚いものだ。

(青柳)

Friday, 10 May 2019

夏の扉

新元号になって早10日も経った。昭和は遠くなりにけり。昭和生まれの私は、これからの令和生まれからみたら明治の女みたいな感じになるのかしら。

今年の特別なゴールデンウィークもあっという間だった気がする。というか、最近日々が早送りのように過ぎていく。もうちょっとのんびりといいたい気もする。この感覚は、個々人のものなのか時代的なものなのか。

自営業なので、まとめてそんなに長く休みは取れなかった。基本的には自宅にいた。それでもゴールデンウィーク気分を味わうべく、いつもとは違うことをした。(お昼間に”お好み焼き+ビール”と夜に”ピザ+ワイン”パーティ。)

普段しないことをするだけでも、どこか特別気分に。ハレとケは大事な感覚と思い知る。

(my)

Tuesday, 30 April 2019

時代の転換期

平成という時代が終わろうとしている。昭和に生まれ思春期に平成となり30年経った。なんだかんだいって平成の影響を強く受けて生きてきたのかもしれない。

平成は変化の時代だったような気がする。世界が何回かひっくり返された印象さえ受ける。良い悪いという価値観ではもう何も計れない。複雑になり過ぎて全てが行き詰まってしまったかのようだ。

明日から令和というあたらしい時代が始まる。フッと何かが変わる時が訪れると信じたい。これほどまでに多様化した世の中でも飛び切り気持ちよく響く何かはきっとあるはず。夢にあふれる時代を生きてみたい。

(青柳)

Sunday, 14 April 2019

チェリーブラッサム

今年の春は様子がおかしい。こちらに越して来てはじめて冬に雪かきをしなかった。その作業は大変だけれどそれ以上に暖冬が影響するだろう様々なことを思い浮かべて、心配になる。琵琶湖の深呼吸もなかったらしいし・・・。

桜の開花も平年より遅い気がするし、この時期なら昼間には使わなくていいストーブもまだ離せない。春は肝の季節なので、どこか体調も思わしくない。(こちらは例年通り。)

それでも春は、フレッシュな気持ちと一緒にやってくる。満開の桜の花と菜の花広がる田園風景。桜餅と三色団子、お茶を入れて花見にでかけた。

(my)

Monday, 8 April 2019

十王村の水

一年ほど前から、飲料水として湧水を汲みに行っている。それ以前は水道水を浄水したりしていたが、彦根にある十王村の水を飲み始めたら、普通の水に戻れなくなってしまった。独特のとろみと柔らかさは天然水ならでは。

その水がここしばらく飲めなかった。2月に訪れたら、ポンプの故障のため利用不可と掲示されていた。人間はさておき湧き水の池でいつも元気そうに泳いている鯉が心配。(しばらくして鯉のための水の汲み上げは再開した。)

最初は水道水に抵抗があったけど、しばらくしたら自然と気にならなくなってしまった。人間の適応能力(=慣れ)は凄いものだ。

最近湧水が再開したと聞いて、早速汲みに行って来た。タンクに入れた後、衝動的に体が求めて両手ですくって飲んだ。「ああ、これだ。」記憶に刻まれていた水の味が口の中に広がった。池の鯉たちは日光を浴びてからだの表面が透き通ったように光っていた。

朝に十王村の水で淹れたコーヒーを飲みながら、いつも当たり前と思っている身の回りの色々なことのありがたさ、かけがえのなさについて考えた。

(青柳)

Wednesday, 3 April 2019

いちご畑でつかまえて

ふぞろいの苺がたくさんつまったパックをみつけた。春だなぁ。ジャムに良さそう。比較的きれいなものはそのままおいしくいただいて、あとはジャムに。佐藤雅子さんの保存食の本を参考に。

パックの中には、花のはなびら。いちご畑の側に、梅の木でも立っていたのかな。

急に、大島弓子のいちごのタイトルがついたマンガが読みたくなる。

今日はまだまだ寒いけれど、明日にはあたたかくなるというニュースを信じよう。

(my)

Monday, 1 April 2019

エラールピアノ

先月コンサートでびわ湖ホールを訪れた際、ホール奥のロビーに置かれているグランドピアノが気になった。よく見かけるピアノと佇まいが異なっていた。近づいて見ると、古い物であることはすぐ分かったが、細部を見れば見るほどデザインが新鮮で、モダンな印象さえ受けた。とても美しく思った。

1927年に作られた「エラール」というフランスのメーカーのピアノだと横に置かれていた案内板に書かれていた。2007年から始まったロビーでの展示はどうやら今年3月に終了するらしく、お別れのコンサートシリーズがあるらしい。これは良いタイミングに知ることができた。

最終日の青柳いづみこさんのコンサートに参加した。曲目はフランスの作曲家、クープランとラモーの作品。最初にピアノの音が鳴ったとき、普段コンサートで聴くグランドピアノとは全く違う印象を受けた。控え目な響きだが、一音一音がクリアに聴こえる。解説によると、チェンバロ時代に作曲された曲を現代のピアノで弾くと過剰に装飾的な響きになってしまうこともあるそうだが、エラールだと気持ちよく弾けるそうだ。

現代のグランドピアノはより大きなホールでの演奏を可能にするために、大きく華やかな音にしているのではないだろうか、と想像した。時代のニーズに応じてピアノは変化して来ていることを体験として知ることができた。スピーカーも同じく時代によって変化している。現代に聴くバックロードホーンのサウンドは、僕にとってとても新しい。エラールの味わい深く飾り毛のない音は、スピーカーMONOに通じるものがあると思った。

アンコールでドビュッシーの『月の光』を演奏してくださった。あまりに新鮮なその響きに心を奪われた。ピアノの背後に見える雨模様の琵琶湖の景色とあいまって、時間が止まったような不思議な気持ちになってしまった。

(青柳)

Wednesday, 27 March 2019

お菓子の基本

dancyuのシュークリーム特集をみていたら、無性に食べたくなった。わたしのベストシュークリームは、ツマガリだ。今のおうちからは遠いしなぁ・・・。

ということで、つくってみることに。シュークリームって難しそうだし、今まで試みたことはなかった。それでも”今食べたい!”欲が後押ししてくれて、チャレンジしてみることに。

そんなときに参考にするのは、辻調グループ「決定版お菓子の基本」という本。以前図書館の料理本コーナーで何気なく手に取った。日々作ってみたいお菓子の作り方が懇切丁寧に解説されている内容が素晴らしい。お菓子の教科書という感じ。とても気に入ったのだけれど、kindle版しか現行では売っていないのでなかなか手に入れることができなかった。(紙の本を机に開いて料理したい派。)最近やっと古本で購入。(嬉しい!)

意外とおうちに常備している材料でできることがわかった。
ちょっと1工程忘れてしまったけれど、はじめての割にはきちんとできた気がする。(贔屓目。)思ったより、手間がかかりすぎるものでもなかった。やってみないと分からないもんだな・・・。手作り感満載だけれど、あたたかみあるほっとする味。これから、やみつきになりそう。日常のささやかな楽しみ。

(my)

Sunday, 24 March 2019

BGMをレコードで

木工作業をしている時はいつも音楽を聴いている。手軽なのでCDを使うことが多かったのだが、最近なるべくレコードで再生するようにし始めた。

好きとか嫌いとか関係なしにCDで所有している音源の方がレコードより多く聴いていることに気づいたのがきっかけ。所有している枚数は圧倒的にレコードが多いのに。レコードは聴き過ぎると音質が悪くなるというイメージがあるのかもしれないけど、聴かない方が逆にもったいない。

昔買ったけど、あんまり聴いてなかったレコードを中心にセレクトするようにしている。ジャケットから出すと、案の定レコード盤はホコリやカビでずいぶんと汚れている。まずは水で念入りにクリーニングしてから針を落とす。レコード針がしつこいホコリを掻き出すから、再生が終わってからも軽くクリーニングする。中古盤は何回も再生した方が、どんどんホコリが除去されて音が良くなっていく。手がかかる分だけ、レコードには愛着が生まれる。

作業中のBGMをレコードで聴き始めて、レコードの音は気持ちいいなぁ、と改めて思った。スピーカーから作業場までは結構距離があるし、作業中は音は背後から鳴っている感じなのに、CDとの音質の違いは感じるものだ。頭じゃなくて体が気持ちいいと言っているような気がする。家庭のお風呂と温泉との違いにも近い。じんわりとあたたくて、気持ちいい感じ。

レコードをひっくり返したり、磨いたりするのは確かにめんどくさい事だけど、今はそれより音楽の再発見や音質の楽しみの方が優っている。いつまで続くか分からないけど、しばらく続けてみるつもり。

(青柳)

Wednesday, 20 March 2019

うららか

頭ばかり使ってからだを動かさないのは良くないなと、実感している。最近気になることは身体を使うこと。機会があれば、歩くようにしている。ここに住むようになって近くでもすぐ車で移動してしまっていたので、反省の意味もこめて。

今日は春らしいぽかぽか陽気。気分転換に近隣の図書館まで歩くことにした。その距離約4km。

いつもだとぱーっと過ぎてしまう景色も、歩きながらだと違って見える。たくさんの発見。菜の花畑を越え、あたりに漂う花の匂い。蝶々も飛んでいる。のどかやなぁ。

歩きながらよいアイディアでも浮かばないかなと思ったけど、そんなに簡単ではなかった。図書館で仕事をするつもりが、大好きな21エモンを見つけてしまい、久しぶり読みふけってしまう。そういえば、学生時代図書館で勉強できないタイプだった。(活字中毒のわたしとしては、楽しい誘惑がたくさんのところでできるはずがない。)

(my)

Monday, 18 March 2019

人間の能力

今の世の中、利便性を優先して本来の姿からかたちを変えたものがそこら中に溢れている。必要に迫られて使うのは当然のことだけど、それが日常的な習慣になってしまうと、もともとの状態のことをすっかり忘れてしまう。人間の適応能力は素晴らしく高い。

データとしてはほとんど同じとされていることが実は結構違うものだ。実際に比べてみると人間はいとも簡単にその差を感知する。

ある意味現代は、人間の能力を甘く見ているような気がする。AI技術の発展に関心を注ぐだけでなく、人間本来の能力を高めるような研究も推し進めてほしいと思う、今日この頃。

(青柳)

Wednesday, 13 March 2019

日日雑記#7

至るところで梅の花が満開に。去年庭に植えた我が家の小さな木にもぼんぼりのように可憐に咲いている。ほのかな匂い漂い、春の空気を思いっきり吸い込む。年々、この花の良さに気付いていく。

図書館に行く途中。和菓子屋の季節感。この前から狙っていたうぐいす餅の表示は消え、代わりに桜餅と草餅と書かれている。食べそびれてしまった・・・。ま、どちらも好きだからいいけれど。今度こそタイミングを逃さないように。

岩波書店から伊丹十三選集が刊行されたことを知る。

リピートで流れる"HOCHONO HOUSE"。

日常生活におけるほんの些細な喜びを見逃さずに味わいたい。

(my)

Sunday, 10 March 2019

欧州モノノネ日記 その4

小さなジェット機に乗ってアムステルダムから約2時間、ノルウェーに初上陸。クリスチャンサンという街から離れた小さな地方空港に夜10時に着くなんてかなり心細いところだが、Hagto AudioのTorryさんが快く迎えに来てくれると言ってくれて、ホントありがたい。利用客のほとんどが現地の人のようで、慣れた様子で足早に去って行く。僕たちが荷物をを受け取る頃にはほとんど誰もいなくなっていた。

ゲートを出た途端に、満面に笑みを浮かべたTorryさんと奥さんのKariさんが近寄って来てくれた。初めて会うのにそんな感じが不思議としない。Torryさんの運転でSogneにある自宅に向かった。車の窓から流れていく街の灯り、夜の森や海辺を眺めながら、朝になって日を浴びた光景を想像した。

1時間ほどのドライブであたりは別荘のような家がポツポツと適度な間隔を置いて立ち並ぶエリアに。道の行き止まりの小高い岡の上に立つ邸宅の前で車は止まった。車から外に出ると思ったより寒くなかった。正面には暖かい色のランプが灯った横長の家が建っていた。

「ここでスピーカーMONOが初めて海外で音を鳴らしたんだ。」MONOが作ってくれた縁で、僕たちが今ここにいることに感謝した。

室内は北欧らしいシンプルで快適なインテリア。空間から日々の豊かな暮らしが想像できた。温かい飲み物を頂いた後、ホテルのように清潔で心地よい寝室のベッドに入った。安堵感と心地よい疲労感に包まれ、あっという間に眠りについた。

(青柳)

Sunday, 3 March 2019

雛祭の日に

最近、大村しげさんらの京都にまつわる本を再読している。欲しかった暮しの設計シリーズ「京のおばんざい」も手に入れた。この年になって、彼女たちの文章から読み取れる哲学に共感することしきりだ。

季節に寄り添う暮し。そんな今日はおひなまつり。一年に一回、これまでのお雛様の思い出をかみしめながらお雛様を飾り仕舞うこと。特別な料理の献立。こういったささいな喜びが大事だと痛感するこの頃のわたし。

(my)

Thursday, 28 February 2019

雪かきのない冬

彦根に越して来てから4回目の冬越え。こんなに寒さが穏やかなのは初めてだ。雪は数回降ったが、今年は一回も雪かきをやっていない。しもやけになるような厳しい寒さがないことはありがたいことだけど、なんだか心配になってしまう。

冬に積雪が少ないと夏の水不足が懸念されるそうだ。僕が愛する滋賀の地酒を作るのにも雪解け水による地下水、飛びっきり寒い冬の醸造期間がとても大切だそうだ。これからの農作物への影響も気になる。

自然界は絶妙なバランスで成り立っている。人間だって自然の構成要素。この暖かい冬の影響がいつかどこかに出てくるかもしれない。

そういえば、今年は冬の大定番レコード、NICOの"CHELSEA GIRL"を聴くのをすっかり忘れていた。そういうちょっとしたことが狂ってくると調子が出ない・・・。

(青柳)

Sunday, 24 February 2019

ヨーロッパ物音日記 #3-2

ワルシャワからベルリンに向う電車が出発するのは、早朝。なぜそんなに早い電車にしたかというと、価格がお手頃だったため。その代わり乗り遅れると、チケットの振替はできない・・・。わたしは余裕を持っての行動が好きで、ぎりぎりは大変苦手なため、きちんと起きて出発できるか不安だったがとりあえず安さにはかえられない。

まだ暗く寒い夜と朝の合間、もちろんかなりの余裕をみてホテルを出発。すぐそばの停車場からトラムに乗り、中央駅に向う。本数も比較的多く、便利だった。かなり朝早くなのに結構人が乗っていたのに驚いた。それぞれの人のその日の一日を想像した。その人たちにとっては日常なのだろうけれど、わたしにとっては旅の思い出になる体験。

駅のホームに30分以上早く着いたため、朝食のパンやらを買う。無事に乗ることができた。乗り込んでしばらくすると、車内販売のようなワゴンがやってきてサービスであたたかい紅茶を飲むことができた。ほっと一息。

コパーメントからみる車窓から流れる風景。ずっと広がるポーランドの大地にぽつぽつとみえる家や村。ここはどこなのかと不思議な気持ちに。現代ではなんと便利なことか、ipadをつなぐとでどこを走っているかが分かる。リアルタイムでわかるのも違った意味で感慨深かった。気分は、「世界の車窓から」でした。

(ポーランドのどこか。)
 
(my)


Monday, 18 February 2019

ネットでレコ買い その3

インターネットでレコードを購入し始めたのがいつだったのか忘れてしまったけど、ネットショッピング黎明期において、やっぱりAmazonの存在は革新的だったと思う。

日本にAmazonがやってくる以前から各国のAmazonを利用していた。莫大なタイトル数の取り扱い、簡単で安心して使えるシステム、何より魅力的だったのは、送料は多少かかるけれど、海外価格で格安にレコードが手に入ることだった。送料もレコード価格が安いので、合算しても割安感があった。

日本で買い逃していたタイトル、リリースされていることを知らなかったCDやレコードを見つけることが出来た。今では当たり前のことだけど、インターネットの検索能力のなせる技に単純に驚いていた。当時ヨーロピアンジャズにハマっていて、ドイツのAmazonでしか取り扱いがないCDが結構あった。ドイツ語がろくに分からないのに、アメリカAmazonのページを参考にしながら購入していた。(一度届かなくて焦ったことがあったが、英語で親切に対応してくれた。)

Amazonジャパンが誕生し、さらに使いやすく、送料を気にせずにレコードを購入できるようになった。気がついたらレコードだけでなく、書籍や諸々の品を購入するようになっていた。安くて便利な物の浸透力は強い。

いつ頃からか、Amazonでのレコード購入がそれ程楽しめなくなっている自分がいた。自分の購入・検索履歴から自動表示されるおすすめ商品も最初は情報としてありがたかったが、そのうちに似通った狭い世界の音楽ばかりを聴いている気がして来てしまった。

それに比べて、実店舗でのレコードハンティングはスリリングだ。ジャンルを飛び越えて新しいレコードを見つけてしまう。素晴らしいレコードとの出会いはいつも奇跡のようだと思う。その記憶はレコード店で購入したときのほうが強く脳に刻まれていることに気づいてからだろうか、価格よりもどこでどのように音楽に出会い、手に入れるのかということの方に重きを置くようになって来た。

最近では世界中のネットショップが発展し、必ずしもAmazon価格が最安でないこと、結構Amazonでは取り扱いがない商品が存在することが判明してきた。とはいえ、Amazonの豊富なデータベースはとてもありがたい存在だ。まるでコンビニエンスストアのように現代人のミュージックライフを支えているような気がする。結局、使い方はその人次第というところだろうか。

(青柳)

Thursday, 31 January 2019

手作り礼賛 #1

なんでもかんでも手作りじゃなきゃとも思わないけれど、自分でやってみることは面倒くさい以上に喜びや楽しみもあると思う。達成感とか。

近所の直売所でいつも買っている地元のお味噌がとても美味しくて一度作ってみたいなぁと心のどこかで思っていた。我が家の味噌消費量はかなり多い。

ということで、市の広報に載っていた味噌づくり講習会に参加することにした。そんな機会がないと、なかなかやりたいなぁと思いつつどうやっていいかも分からず何年も後回しになってしまうだろうから。(実際、後回しになっていた。)

参加してみると、なんといつも買っているお味噌をつくっている方が講師の先生だった。これだけでも、気分が高揚。その先生がつくるような味噌が作ってみたかったのだから。材料もすべて地元産。家庭科の調理実習室のような場所で行われた講習は最高に楽しかった。

やはり参加してみると本に載らないようなささいな、でも重要な情報を得ることができる。特になにも分からない場合は、はじめが肝心なのだ。

要は、樽につめるときが重要だということ。味噌は光と空気が苦手らしく、ここをきちんとしないとかびが生えるようだ。この過程に時間をかけて丁寧な作業をなさっていた。こういったことは、実際見てみないと分からない。

はじめてのことこそ、きちんと習うのが大事だなと思った。わたしは、独学派ではなく"なんでも質問派"なのです。

*ヨーロッパ物音日記の続きは、次回にします。

(my)

Tuesday, 22 January 2019

欧州モノノネ日記 その3

空港でのトランジット待ち時間が長い航空チケットを予約したときは損したような気分になっていたのに、実際空港で過ごして見ると、それほど悪いものではなかったりする。意図せずに与えられた自由時間をむしろ楽しんでいる自分がいる。

免税店を当てもなくぶらついたり、行き交う色々な人種の人たちを眺めたりしているだけでも、日本で同じような状況に置かれている時よりも飽きることはない。空港の空間、インテリアやサインもお国柄が感じられて面白いものだ。

今回オランダのスキポール空港にあった大きな針時計にはちょっと感心してしまった。よく見ると時計は液晶画面になっていて、すりガラス越しにぼんやりと向こう側に人間がいるのが見えた。その人は1分毎に分針をペンキとハケで描き、また1分後にワイパーでペンキの針を洗い消し、また描く。1分毎に描かれていく針の形やその仕草は、毎回異なっている。1時間もしくは12時間の映像作品なのだろう。ダッチデザインの家具やオランダのアート作品にも感じる「普通のようでいて狂っている」センス(もちろん良い意味で)には毎度驚かされる。

10年前にも半日ほどスキポール空港で過ごしたことがある。その時、日本から持参した文庫本をリクライニングソファーに寝転がって夢中になって読んだ記憶が頭の片隅にあったからだろうか、今回の旅でも同じ作家の文庫本を関空で購入した。今回もソファーに座って読んだ。空港での読書は不思議と気持ちいい。人や物が目まぐるしく移動している場にひとりとどまって物語という想像の旅をする。そのなんとも絶妙なシチュエーションが好きなのかもしれない。(今回読んでいた『スプートニクの恋人』の登場人物が、僕と同じくKLMを使ってスキポール空港でトランジットをして嬉しくなった)

読書の途中に小腹が空いたので何か食べようかと思ったら、物価の高さに驚いてしまった。特に円安という訳でもなかったので、単純に日本との物価の格差なのだろう。10年前は気軽にビールやコーヒー飲んだりしながら読書できたのになぁ。

(青柳)

Saturday, 19 January 2019

ヨーロッパ物音日記 #3-1

今回、ワルシャワからベルリン、フランクフルトの移動は電車を選んだ。

インターネットのおかげで、「飛行機がいいか電車がいいか、それともバスか?」といった料金や時間等比較を簡単にできるようになった。日本にいながら、自分にとってよりよい方法を選び、前もってチケットも取得できる。

前のヨーロッパ物音日記でも触れたように、はじめてわたしが欧州旅行に行った20年以上前はそうではなかった。交通手段についての情報を手に入れることも一苦労。ガイドブック(もちろん紙の)片手にある程度の知識を頭にいれていく。現地についたら、まずはインフォメーションセンターに出向き各種情報を手に入れることがお約束だった。電車のつもりが夜行バスになったり。なんだか手間もかかったが懐かしいな・・・。

LLCの飛行機もいいかなと考えたけれど、価格の安いチケットは時間の制約もあったり(早朝か深夜とか)、そもそも飛行場まで遠かったり、チェックインのために早めにいかなくてはいけなかったりで、総合的に判断して電車にしました。

交通手段をネットで検索していて一番うならされたのは、ドイツ鉄道。デザインもわかりやすく美しい。早めにとるとかなり安くなるディスカウントチケットもある。どういうルートを通るかも一目瞭然。無料で登録できるMy Bahnに入っておくと予約したチケット情報などすぐみることもできる。とことん親切なのです。(丁寧すぎるくらい。)

座席も指定できたのでコパートメントタイプ(お部屋になっている)にした。ポアロとか海外のミステリーのテレビドラマとかでよくみる座席な感じでそそられるのです。

チケットは自宅でプリントアウトしたものを持っていたらいいので、印刷して準備。

実際の電車の旅については、次回のヨーロッパ物音日記 #3-2にて。

(my)

Monday, 14 January 2019

欧州モノノネ日記 その2

海外へ行くには飛行機に乗らないといけない。現代ではほぼ間違いなく。ゆったりとした船旅は憧れるけど、いまではかなり贅沢な印象を受ける。ジェット機だとヨーロッパまで半日もかからずに移動できるなんて、改めてスゴイなぁ。

久しぶりの空旅で新しくなっていたのは、各座席にタブレット端末が埋め込まれていたこと。自由に映画やら音楽やらゲームやらを楽しめる。WIFIも利用できた。地上で当たり前のようにしていることが、飛行機の中で出来ないなんて、時代遅れなことなのだろう。地上でも自由に吸えないタバコは、当然禁止されていた。愛煙家としてはせめて喫煙ルームくらい設けて欲しいところだが、そんな時代を逆行するようなことは公共の場ではまず起こらない。

タブレット画面にリアルタイムの飛行情報を表示させることができた。時速900km以上のスピードで飛んでいるらしい。秒速に計算すると250m/s以上ということになる。音速340m/sに近い世界。これはとんでもないことだ。機内では普通に快適な空間を装っているが、実際はかなり特異な状況に置かれていることを肌身に感じた。

音速に近い空間の中で鳴らした音楽はどう耳に届くのか気になった。気圧も低いわけだし、音の響きは変化するはずだ。スピーカーMONOを機内に持ち込んで試聴したい衝動に駆られたが、まず無理だろう。ファーストクラスでもお断りかもしれない。やるなら自家用ジェット!?・・・とかなんやらくだらないことを考えたり、音楽ドキュメンタリー番組(Betty Davis、西独と東欧のテクノカルチャーの2本。面白かった。)を観ているうちに、あっという間に乗り換え空港のアムステルダムに到着した。

(青柳)

Tuesday, 8 January 2019

あたらしいとは?

2019年はじめのブログ。まずはご挨拶。
今年もよろしくお願いいたします!

さて新年なんて数字的区切りで、旧暦とかいれはじめるとどこを新年にしたらよいのやら。季節の移り変わりはなんとなく分かるんだけれど。何だか年が変わるのって不思議だな。お正月を迎えるとなんだか新しくなった気分になるのはなんでだろう。

と、どうでもよいことを疑問に思ってしまいました。いったんそんなことは脇においといて、なんだかんだいって行事ごとが好きな私。年末は実家にておせちづくり(担当は栗きんとんと伊達巻)を夕方までにすませて、紅白(しっかり全部観た)に年越しそば(にしんのやつ)にカウントダウン、だらだら深夜までテレビを観た。(最高!)
正月三が日はおうちでゆっくりと、いっぱい食べて飲んでまさしく特別な感じ。(ま、食べ過ぎ飲み過ぎには注意と反省。これも毎年の恒例行事のようなもの。)

すっかり非日常を楽しんで、気付いたらもう8日に。さすがに日常に戻らなくてはと思ってます。”ヨーロッパ物音日記”シリーズは、次に改めて。

(my)