Saturday 30 December 2017

日日雑記#3

彦根はすこぶる冬らしい気温と景色。それでも久しぶりに外に洗濯ものをだして乾かすことができた。

やはりあわただしい一日。時間をつくってゆっくりうる星やつらでも読もうと思っていたのに、できなかった。

今日の楽しみは、NHKFM世界の快適音楽セレクションのスペシャル番組。前から心待ちにしていた。らじるではなく、電波をひろってスピーカーMONOで聴く。喫茶謎のオムライス話もきちんと聞けて、年末の締めくくり感あり。どうしても入らない場合(例;彦根にて湘南ビーチFMがききたいとかポッドキャスト)は仕方ないにせよ、やはりラジオは電波に限る。

お昼はもちろんオムライスにした。(参考にしているのは、高松のおなじみのもの。)余裕がないなかでも、おやつの時間は大事なのでしっかりホットケーキをつくっていただく。(こちらは、なかしましほ「おやつですよ」のレシピを参照。)

本、音楽や装い、おうちのことや社会のこといろいろ考えてはいるのだけれど、結構な割合でごはんのことが頭に浮かぶことが多い。くいしんぼうなのかもしれない。

(my)

Friday 29 December 2017

非日常のスポットライト

京都高島屋のレコードフェアに参加することになり、6日間連続で店頭に立った。こういった接客は初めての経験。一日10時間も同じ空間に居続けるなんて僕に務まるか正直心配だった。

実際経験してみると、一日が驚くほどあっという間に過ぎていく。ものづくりに集中している時も一日は短く感じるが、それとは質が異なる。

普段あまり出会わないような年齢層の方々とのやりとりは新鮮だったし、レコードを探している人たちの表情を見ているだけで楽しめた。3日間会場内でラジオ番組をやったことも程よい緊張感があって、気持ちのメリハリ。社員食堂や喫煙室でデパートで働く人たちを見ていると、ドラマの世界みたいだ!とテンションが高まったりした。

ようは「非日常」を楽しんでいたんだと気付く。horaanaでの営みとは正反対ともいえる毎日だった。夜型の活動時間に陽の当たらない空間での一日。不特定多数の人たちとの出会い。

経験ってたのしいな、と思う。違うことに接すると、あたりまえのことにスポットが当たる。ロンドンに留学していた時は、今まで全く意識していなかったようなことを気付かされる毎日で、体内をグルグル撹拌されたような感覚だった。今から思えば、その経験はその後の人生に大きな影響を及ぼしたんだと思う。

horaanaの薄暗い灯りの中、ストーブにへばりつき、フェアで収穫したレコードを聴きながら回想。

(青柳)

Thursday 28 December 2017

フランソワ

ベーシックやスタンダード好きゆえか、ふだん行くお店は老舗が多く、頼むメニューも決まっている。(この店ではコーヒーとドーナツ、あの店ではコーヒーとプリン等)

京都でもいくつか好きな喫茶店があるのだが、今日はフランソワについて。内装や味、ともに気持ちが高揚する。学生時代から、この店は特別だったり優雅な気分なときに訪れる。

いつもはコーヒーのみ(もちろんフレッシュクリームで)頼むのだけれど、この前ケーキを頼んでみた。今まであまりフランソワはケーキのイメージではなかったのだけれど、メニューをみてみるとかなりときめく品揃え。(わたしは、フランス系よりドイツやオーストリア系のケーキの方がより好みです。)

定番ぽいガトーフランソワは売り切れだったので、レアチーズを頼んだら、最高に好きな感じだった。これから、フランソワではケーキもともに頼むことにしよう。

いつも固定化してしまい止ってしまっていては、すてきなものを見失ってしまう。自分も変わっていくのだし、微調整は必要だ。同じ注文ばかりではなく、ひとつだけでも違う冒険をしていこうと思った。

後日、図書館にて「老舗のカフェスイーツ」山村光春監修、を借りた。掲載されている喫茶店は気になるところばかり。わたしの好きなお店もたくさん載っている。なんとフランソワのレアチーズが表紙になっていた。つくりかたも載せてあるのだけれど、こういった丁寧につくられているプロの味はやはりお店で食べようと思った。フランソワの方のインタビューもよかった。ちなみに家庭向けでのケーキの最高峰のレシピ本は、「ホルトハウス房子のお菓子」だとおもっています。

(my)

Wednesday 27 December 2017

DRIVING MY WAY

12月は東京〜京都の長期出張で、車の中で過ごす時間がいつもよりずいぶんと多かった。

車の運転は昔から割と好きな方。音楽を聴き、ぼんやり景色を見ながら、高速道路をドライブするのは楽しい。ふいに普段思いつかないようなことが頭に浮かんだりすることもある。(←良いアイデアもどうでもよいことも含めて)周りが動いているのではなく、「自分が動いている感覚」が何かを刺激するからかもしれないな。

昨日、久しぶりに電車に乗ったらへんに疲れてしまった。自分の好きな時間に好きな道で、好きな音楽を聴いて、タバコを吸って、コーヒーを飲んで、自分の部屋にいるような感覚で目的地まで連れてってくれる自動車にこころから感謝した。

(青柳)

Tuesday 26 December 2017

師走の時間

師走のムード。あっという間に時間が過ぎていく気がする。ここ10日間くらい東京京都にイベントのため出張に行っていたせいか、気付くと今日はクリスマスも過ぎた26日。

いつもと同じように時間は進んでいるはずなのに、時は伸び縮みするのでしょうか。冬休みこども電話相談室に質問したい気分。わたしなりの答えは、ひとの気持ちがそうさせているのではないかということ。集合意識といったような。平日と休日の空気が違うように。

こんなときは、焦る気持ちを落ち着かせるために、ゆったりとした音楽を聴くことにしよう。

(my)

Wednesday 13 December 2017

こころがせかいを

12月になると時間の進むスピードが一気に早くなる。「師走」という漢字を見ただけで慌ただしい気持ちになる。

時間の進み方は一定ではないといつも思っているが、これは毎年必ず訪れる。
正月休みを念頭に、それまでにやらないといけないことをみんな一斉に片付けようとするからだろうか?みんなのセカセカが空気中に蔓延して世の中が早く動き出す。

これは人々の気持ちが世の中を変えることが出来るよい例のような気もする。個人的なこころのあり方も世界を形作るひとつの要素なのかもしれないな。

こんな時こそ、戦前の古いSP盤を蓄音機で聴いてみよう。悪あがきかもしれないけど・・・

(青柳)

Friday 8 December 2017

ものごとの多面的な有り様

師走をむかえ、気温もだいぶん低くなってきた。関西のなかでは北国といってもいいこの場所。そして、古い農家建築。「寒くないのですか?」とよく質問される。もちろん寒いし現代的暖房設備を備えていないし気温はたぶん外と一緒だけれど・・・ただこういった時期があるのも悪くないなと考えるようになった。

凜とはりつめた空気のうつくしさ。冴えたその感じ。景色がくっきりしている。遠く雪をかぶった伊吹山が見える。四季折々あるからこその楽しみ。

逆に、季節感がないことに違和感を感じるように。例えば、一年中同じような温度に設定された空調が苦手になってきた。エアコンの暖房ははじめは確かに快適と思うのだけれど、しばらくたつと空気全体がもあっとしている感じに頭がぼーっとしたり汗をかいたりしてしまう。わたしにとっては小さいストーブがいいなと思うように。(ちなみにvalorという古いイギリスのものを愛用中。至極単純なつくりだが、頑丈でミニ火鉢といった感じ。)

(my)

Tuesday 5 December 2017

冬の到来

気がついたら12月になっていた。
今年は寒くなるのが早かったから、秋のような冬のような曖昧な季節がしばらく続いていた。それがなぜか、今日とても「冬」を感じた。

気付かないうちにあることが進んでいて、ある瞬間に自覚する、そのタイミングがとても好きだ。なんというのだろうか。頭の中がほんのわずかにスパークして、新しい回路が生まれるような。

今日のきっかけは、寒波というよりも意外とAMラジオでかかっていた『冬のリヴィエラ』なのかもしれないな。

(青柳)