Thursday 25 June 2020

脱こだわり派宣言

自他ともに認めるこだわりが多いタイプ。
年齢のせいか、だんだんそういうことに疲れてきたと同時に、なんだかこだわりすぎると幅が狭まる気がするように。

例えば10代~30代(長いな~)、食べ物にもオーガニックやらこだわっていた。
今となっては、バランスよく旬のものを食べるのが一番と思っている。
そのころ、これもいやあれもあかんと、いろいろややこしかっただろうなと反省している。

何事もほどほどにと痛感する今日この頃。
といっても傍からみたら、十分こだわりすぎてるかもしれないけれど。
ということで、「脱こだわり派宣言」なのです。

自分から可能性を限定せず、軽やかに行動できたらいいな。

(my)

Monday 22 June 2020

体内時計

いつもならこの時期は、夏本番といってもいいくらい暑くて、木工作業をしていても汗ダクになっている気がする。その影響で体内時計が1ヶ月くらい進んでしまって、6月なのに7月の頭になってしまう。

気候のせいでどこかいつも焦っている気持ちに、まだ6月だから大丈夫、となだめている理性的な自分を発見することもある。考えてみると、体感的なものは野生に直結しているのかもしれない。野生と理性。音楽を聴くこともきっとそう。

今年の冬からの気候は、例年とかなりちがっているので、体内時計がおかしくなっている。コロナの影響もあいまって、修理に出した方がよいくらいだ。

先月までストーブを使っていたし(まだ片付けていない…)、最近も急に肌寒くなって上着をひっぱり出してくることもある。夏へ向かうスピードがかなりスロー。

今年は1ヶ月以上は体内時計の針が遅れている。今がゴールデンウイークくらいかな。そんなこんなで、元々のノンビリ体質に拍車がかかってしまっている。

コロナと気候も連動しているような気もする。いったいどうなるのだろうか。

(青柳)

Friday 19 June 2020

梅の季節

今日は、梅酒を仕込んだ。結構手間はかかるけれど、達成感はある。あとは時間がおいしくしてくれることを待つのみ。ほんとうは何年物と準備したいところだが、いつも1年も経たず飲み切ってしまう。

数日前に、梅の収穫。去年と同様いいにおいに包まれながら、梅の木さんありがとうという気持ちでいっぱいに。

近くの神社では、茅の輪くぐり。夏越の祓。夏もいよいよ。
水無月の和菓子も食べよう。梅干しの準備もしなくては。

なかなか6月は忙しい。嬉しい忙しさだけれど。

(my)

Tuesday 16 June 2020

ニューノーマル

「アフターコロナのニューノーマル」という言葉が使われているらしい。
もはや日本語は「の」だけ。すぐに意味を理解するのはとてもむずかしい。

外国語がカタカナ化されると、新単語が突然生まれる。「アフターコロナ」の日本では、以前に増して新輸入単語を使うのが当たり前(ノーマル)になっている。すぐに理解されることをあえて拒んでいるような印象すら受けてしまう。

新しいスピーカーの名前につかった「NORM」という単語は、ノーマルと同じ語源で、「基準」という意味を持つ。ネットで調べたら、ラテン語の語源に「大工の物差し」という意味があることを知って採用した。まさしく音楽再生の「ものさし」となるような普遍的なスピーカーが作りたかったから。

それにしても「常識」「普通」という言葉を聞くと、いつも頭のどこかに違和感を感じてしまう。考えてみるとこの違和感は、みんなが同じ「ものさし」を持っていることが前提とされる世界に対するものなのかもしれない。

実際それぞれの人が持つ「ものさし」はオリジナルなものだ。生まれてから今までのすべての経験や環境がその人の「ものさし」の目盛りや長さを決定する。他人と全く同じなんてあり得ないはず。

国や社会が決定した「ものさし」で測った「常識」と自分の「ものさし」で測った「常識」とのズレ。

こんなことを考えている時、いつも脳内スピーカーで流れているのは、坂本慎太郎さんの『まともがわからない』。

(青柳)

Thursday 11 June 2020

梅雨、ジャムを煮る。

こちら関西でも梅雨入りしたとのこと。

今日の午前中。雨が本格的に降り始める前に、桑の実をとる。鳥と動物がとらなさそうなところを選ぶ。

桑って英語でマルベリーって調べるまで知らなかった。英国にそんな名前のブランドがあったなぁ。とりとめのないことを考えつつ、鍋で煮てジャムにする。

ベリー系の深いきれいな色が鍋のなかに広がる。あまりの美しさにじっと眺める。あたりにただよう良い匂い。どんなかんじになるのか楽しみだ。

(my)

Wednesday 3 June 2020

知らない単語

緊急事態宣言から約2ヵ月。前とは変わってしまった世の中。
特にそう自覚してしまうのは、いままでなかった些細な瞬間。
例えば、ラジオから流れるニュースであまり耳なじみのない言葉や単語を聞いたとき。

当たり前のように使われているけれど、いつからその言葉がわたしたちの日常生活に入ってきたのか。少し前は、あまり耳することがなかった響き。

往々にして、カタカナ英語が多い。じっくり考えてみたら意味がわからないことも多い。それでもインターネットの世の中になっているから、すぐに調べることができる。そしてわかったつもりになっている。

でもなんだか腑に落ちない。すぐに調べるすべがなかったら、この言葉を聞いてどう感じているのだろう。

あたらしい言葉や単語により、世の中が変わってしまった実感を感じるなんて。
すこし過敏すぎるのかなと、自問自答の日々。

(my)

Monday 1 June 2020

ホームノルムという着地点

昨日より試聴機貸出サービス HOME NORM(ホームノルム)がスタート。思っていたことが、想像とはちょっと違ったかたちで実現したような気持ち。

ホラオーディオのスピーカーはおもに家で使ってもらうことを想定して開発されている。実際に居住空間で試してもらうのが一番だと分かっていたが、いろいろな問題があり、実現には至っていなかった。

今年ノルムというスピーカーが誕生し、発表予定の4月にはコロナ禍の世の中に。色々と営業活動を考えていたのに、ステイホームするしかない。

その時に以前からやってみたかったスピーカーの貸出を始めようと思った。A-CASEアンプも出来たことだし、貸出セットだけで気軽に音を体験してもらえる。すべて揃った。そういう流れだと思った。

サービスの名前は迷わず HOME NORM に。というのもノルム開発のきっかけが、Appleのスマートスピーカー「HomePod」だったから。発売のニュースを知って、名古屋のApple Storeで実物を見て音を聴いた。

ずっと前からMONOよりも気軽なホームスピーカーは作りたかったが、HomePodとの出会いが着火剤となり、開発がスタートした。その後かなり紆余曲折あって、ノルムが完成した。(機会があれば、開発ストーリーを書きたいと思います。)

ノルムを見て、HomePodがきっかけだと思う人はまずいないだろう。でもそういう予想外の事が起こるからモノづくりは面白い。

最終的にHOME NORMという名前に行き着いたところに不思議な縁を感じてしまう。

(青柳)