Tuesday 31 July 2018

火星大接近

こう暑さが続くといつもの体内時計から、もう夏休み期間も終わりかなと錯覚してしまいそう。

現実はというと今日は、7月の終わり。8月にもなっていない。朝のラジオからは「夏休み子ども科学電話相談」プログラムが流れているし、まだお盆も来ていない。

今夜は、火星の観察をするつもり。国立天文台の火星大接近2018を熟読して、観察に臨もうと思う。天文、夜空。宇宙の流れは不思議だ。壮大であっという間。考えれば考える程、ロマンに満ちている。

今この瞬間、できることを体験していこうと思う。現場主義のわたし。次の火星大接近は、2035年らしい。

(my)

Monday 30 July 2018

JUST LIKE MUSIC

時間の流れかたはつくづく不思議におもう。

先日の京都出張で、18年前の同じ日にリンクすることがいくつも重なった。
ひとつが浮上すると、泡がくっつき合うように、ボコボコと立ち現れる。

時間は真っすぐには進んでいない気がする。
円を描きながらある方向に向かって流れてる。
別の角度から見るとスパイラル状に動いているというイメージも頭にあるが、
そんな単純な動きではないのかもしれない。

過去と現在がぴったりと合わさる瞬間。
円弧が過去の一点を通過する。
記憶が呼び起こすいたずら…

いや、時間はシングルノート。ただ坦々と進んでいるのかもしれない。
人間の心がそれに和音を加え、音楽のように時間を多層的に彩る。

どちらにせよ、僕たちにとっての時間は、音楽のように謎多くも魅惑的な存在。
つかもうと思ったって、逃げられるから、ただ流れを感じていたい。

(青柳)

Friday 27 July 2018

すももももももものうち

数日前、直売所に買物に出掛けたら、すももが並んでいた。思わずかごに入れ、購入。頭のなかは、すももを煮る甘酸っぱいにおいや楽しみでわくわくそわそわ。

レシピは、高山なおみさんの「のんびり作るおいしい料理」のプラムの項目を参照。
(補足:この本だいぶん前の発行だけれど、なにげに使用頻度が多いです。特にかぼちゃの煮物は失敗しらずでおいしい。夏かぼちゃがでまわる今の時期にぜひ!)

煮ているときの鍋の中の色、すごくきれいでこんな色のお洋服を着たいなとふと思う。
この暑い時期に大変な作業だけれど、できあがる美味しさを想像すると嬉しくなってくる。そのうちに、すてきな匂いがただよいはじめる。

できあがったので、グラスに氷を浮かべ炭酸水を注いで、庭のベンチに座りながら飲んだ。なんともいえない美味しさ。夏の味覚とルックス。こんなささいなことだけれど、気分が良くなる。仕事の合間、ちょっとした休憩時間。

すもものたね、乾かして蒔いてみたら木になるかな。

(追記)
夏やすみらしいすてきなイベント「京都レコード祭り」。
7/28に「モノノネラジオ」として参加いたします。よろしくお願いいたします!

「モノノネラジオ」@第6回京都レコード祭り詳細>


(my)

Wednesday 25 July 2018

かなでる

「奏でる」をテーマとした展覧会に参加することになって、その言葉の意味を改めて考えてみた。

まず思ったのは、「演奏する」とは異なるということ。「奏でる」は些細でプラベートなイメージ。日常個人的に爪弾くギターは、「奏でる」だが、同じ曲をステージで演奏するとなると「演奏」となる、ような気がする。

言葉のニュアンスってとても面白い。他人とどこまで共有できているかいつも分からなくなる。でも、そのことについて考えることは楽しいし、終わりのないゲームのようだ。

楽器の出来ない人が「奏でる」となると、どういうことだろうか?そもそも「奏でる」ことは楽器がなくてもできるはず…

頭の中が色々な方向にグルグル回って、出てきた言葉が、「聴く」。

「奏でる」とき、そのひとは、その場の音を聴き、音を発する。必要なければ、何も音を出さないこともあるかもしれない。でも「場」がなければ、「奏でる」ことは誰にもできない。

「奏でる」とは、「その場、その時との音を介した対話」のような気がする。
だから言葉としては、「聴く」がとても近しい。こういう流れで考えてみると、「表現する」という言葉も「奏でる」に近くなってきた。ゲームはつづく…

蝉の声を聞きながら、たわいもなくこんなことをボーっと考えているこの瞬間が、とっても「夏を奏でている」気がする。

(青柳)

*「夏を奏でる」をテーマに展覧会用にCDをセレクトしました。(→インスタグラム参照)真っ白なギャラリーで新しいホワイトモデルのスピーカーで音をお楽しみいただけます。あなたの「奏でる」音楽も再生致しますので、お気軽にスタッフにお尋ねください。(CDもしくは、ステレオミニジャック対応プレーヤーは再生可能)

Wednesday 11 July 2018

シエスタ

日本もシエスタが必要なんじゃないか。肌に刺すような日差し。

毎日35度を超えるような暑さで、ここはまだ空気もさわやかで涼しげなほうだと思うし、家も古い日本家屋なので夏向きにできており、湿気も土壁が吸ってくれ快適なはずなんだけど・・・それでも頭がぼーとして大丈夫かなと思うくらいだ。(ちなみに我が家はエアコンはございません。)

なんだか気持ちも不安になってしまう。だからなるべく分析したり考えたりしないようにしなくてはと思う。(こんなときに限って、どうでもよいしょーもないことをあーでもないこーでもないと考えてしまうのはどうしてでしょうか。)

あまりの気温に氷ばかりかじっていたら(冷凍庫の製氷ブロック。あまり行儀のよいものではない。)、余計にしんどくなった。氷禁止令がわたしにだけ発令され、ここ何日か氷断ちしている。(おまけにアイスも。)今週来週と出張も控えているので仕方がない。うぅとなるが、体調は少しは持ち直し、氷はその場はよいのだけれど長期的にはダメージも大きいなとおもう。(冷えの問題。)中医学の本に書いてあったように納得の事実だが・・・それでも一瞬の快楽を求めて、氷が食べたくなる。その葛藤の繰り返しの夏となりそう。

(my)

Sunday 8 July 2018

SUNDAY MORNING

光の朝。
前人未到の長雨はようやく過ぎ去った。
青い空と白い雲の鮮やかな色彩が目に焼きつく。

なんだか違う世界にいるようだ。

脳内に『SUNDAY MORNING』が自動再生された。
レコード棚からシングル盤を探し出し、針を落とした。

- Watch out, the world's behind you -

世界は移ろいゆくもの。
いつまでもおんなじじゃない。

(青柳)