Sunday, 26 April 2020

ブレイン・サーキット

約1年間ぶりのブログ投稿。
どうして書かなかったのかというと、書けなかったのだ。

2019年はずっとスピーカー開発をやっていた。目に見えない音の世界をさまよっていると頭の中の回路が切り替わってしまったかのように、文章が書けなくなる。自分でも不器用な頭だなぁ、と思うけど実際すごく難しい。

5年前にMONOを開発してからずっと貯めていた断片的な音のイメージを形にする作業。オールホーン形式の大型スピーカーということは決めていたけれど、これがなかなか思い通りの音を響かせてくれなかった。

毎日改善点を色々と調べたり、音の謎について思いを巡らせていると、どんどん論理的(言語的?)な頭ではなくなってくる。音のちょっとした動きの変化を捉えようと感覚を高めようとするあまりにアンバランスになってしまうのだろう。

紆余曲折あったが、11月にスピーカーCOCOが誕生した。この春には新たにスピーカーNORMも。当初は続けて2つ開発する予定ではなかったのだが、事の成り行きというもの。

頭の回路も元に戻ったようなので、これからはちょくちょく投稿します。これからもよろしくお願いします。

(青柳)

Wednesday, 22 April 2020

SF小説のような

前回ブログを書いたときから、世界は様変わりしてしまった。
不穏な気配に心配はしていたけれど、こんなふうになってしまうなんて。パラレルワールドに迷い込んだような、不思議な気持ち。

いままであたりまえだと思っていたことが、急にできなくなったりする。
よほど柔軟な頭と体を持っていないと、対応できない。先延ばしにする癖をやめようと思う。こんなときこそ、日常生活を淡々と冷静に着実にと、言い聞かせる。

不安が心の舵をとろうとしたら、あたりの景色を深呼吸しながら眺める。
右往左往しようとも、それでも変わらず春はやってきている。
自然や動植物の様子で感じる。そして、ゆっくりと音楽を聴く。

できることからやろうという前向きな気持ちが戻ってくるだろう。

(my)

Sunday, 2 February 2020

どんな春が

冬を通りこして、春の日差しを感じる今日の湖東。

最近の気になっていること。
エディスリマンのセリーヌ(70年代クラシカルエレガントスタイル。こういうのが好き!ティエリ・マントゥ「BCBG」を久しぶりに読み返しています。)、スカートクロニクル、堀越絹衣さんの80年代のスタイリング(たぬきといいルビィといいアイドル映画っていいな)・・・そしてなんといっても藤真利子さんのレコード。

声といいカバーの選曲(おなじフレンチ趣味。LIOでもその曲を選ぶかという親近感)といいすごく好みなのです。気長にLPレコードを探して集めようとおもっています。

(my)

Tuesday, 7 January 2020

あたらしい年

あたらしい年がスタートしました。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

いつものように過ごしたお正月。
なにげないふつうのことが、ありがたく思える今日この頃。
行事や決まりごとって、気持のリズムをとるには必要だとしみじみと感じます。

よい年になりますように。心から願います。

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*お知らせ*

雑誌『ミセス』2月号に、弊社スピーカーMONOが掲載されました。
家で過ごす「幸せ時間」の中のオーディオ特集です。(72ページ目)

個人的に大ファンのホルトハウス先生やいつも楽しみにしている清野恵里子さんのきもの連載(「折にふれて」は大好きな本)、甘糟りり子さんの鎌倉の家とかとてもすてきな記事がいっぱい。とても光栄です!

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(my)

Tuesday, 31 December 2019

年の瀬

はやいもので、2019年も今日が最後。個人的にも激動の年でした。

体感的には3ヶ月くらいに思えるような、1年前ははるかむかしに感じられるような不思議な時間感覚。年の瀬にしみじみとふりかえっています。

今年もありがとうございました。
どうぞよいお年をお迎えください。

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2019年メモ

*おもしろかった音楽本
トレーシーソーンの自伝:イギリスで出版されたとき、トレーシーは文学っこで英語表現が難しそうだから読むの挫折しそうだしだれか訳さないかな~と思いつつはや数年。今年、日本語訳がなんと出版されました!訳者の方、ありがとうございます。とてもすばらしかったです。DIY人生を心に誓う人に対する応援のような本。もしトレーシーのこと知らないとしても、音楽のわくわく感を愛していたら楽しめると思います。

村井邦彦のLA日記:出たのは去年だけれど、読んだのは今年なので。アルファの事務所、かっこいい~!むかしのはなしだけではなく、今のはなしも連動しているので読み応えがあります。(回顧話だけでは退屈してしまうタイプなのです。)

和レアリック・ディスクガイド:あんまりジャンルで音楽を聴いていないモンドチルドレンのわたし。ひさしぶりにぐっとくるガイド本がでました。愛聴盤やとても気になるレコードがいっぱい載っています。2月にでる『OBSCURE SOUND REVISED EDITION』も楽しみすぎる。(おまけめあてに予約をしました。)
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2019年あまりブログをかくことができなかったけれど、気長に続ける所存でございます。
地道にコツコツ大事!

2020年もよろしくお願いいたします。

(my)

Monday, 30 September 2019

秋からも、そばにいて

9月も最終日だというのに、気温は30度近くまだ夏が残っている。秋色の空と夏の空気の同居。タイトルの歌がぴったりな気候には程遠い。

秋になると聴きたくなる曲や読みたくなる本。9月にはこれと決めていても、昔ほどしっくりこない。現在の季節とずれてきているのかも。

80年代CMソングの呪縛。お菓子や化粧品(特に口紅)とのタイアップソング。ふとした瞬間に今でも口ずさんでしまう。テレビっ子だね・・・。
タイトル曲で連鎖で思い出した事。kirin lemon 2101。ガラス瓶のミニボトルとCMが洒落ていると、小学生のわたしは思っていた。冷蔵庫に常備していた。

近年、大好きな春秋が短くなり夏冬が長くなっている感じ。それでも秋を感じたい。

(my)

Saturday, 31 August 2019

夏の終わり

今年の夏は、記憶に強く残る2ヶ月となった。人生って予測不可能なことが起こる。だから面白いし希望があるのかもしれない。

前回ブログを書いてから、いろんな意味で心の中が変容した。自分の中でなので、外からは分からないはなしだとは思うけれど。どんなときも希望の光はある。こうありたいという目標もできた。そして、人間万事塞翁が馬という格言を噛み締める。

しぶとくDIY精神でやっていこうと思います。

追記:夏のはじまりにぼやいていたネット中毒からは、ほぼ抜け出せそうです。たぶん・・・。

(my)