Tuesday 15 February 2022

物は大切に

いきおいよく捨てるような断捨離的なことには、あまり賛成できないなと思う今日この頃。(提唱者の方の本を何冊か読みましたがそちらについては一理あるなとも思っています。実践はしないにしても。今回の記事はあくまで“断捨離的”なものについてです。)

転勤族だったせいか、引越しのたびにいろいろなものを整理してきました。今の私が気に入ったものだけ手元にもっていたらいいわとじゃんじゃん処分していたのは、若かったゆえか、もしくは引越しハイになっていたのでしょうか。一回必要ないと思ったものはずっといらないだろうと決めつけてすらいました。しかし、意外とそうでもなかった・・・。

特に紙媒体について思うこと。一般書店で流通していた本や雑誌は、図書館を駆使してなんとか閲覧はできる。しかし、もう一度自分のものにしようとおもったらこんなに難しいなんて。こ、この本がこんな高額に・・・と驚愕し、あーん、処分しなきゃよかったと落ち込むという流れに。

そして、カルチャー的なもの(紙だった時代のコンサートチケット、限定のレコード、当時のチラシやダイレクトメール、フリーペーパー等)。そういったものはなかなか取り戻せない。ネットで調べてみても、だれかが載せていない限り存在すら定かじゃない。幻だったのかな?と思ってしまうほど。勢いよく捨ててしまっていたことに大後悔。

ライブ情報葉書(各バンドがたぶんプリントゴッコで印刷したものを送ってくれていた)/情報誌(花文やカイトランド、timeoutとか)/ミニコミ等、いろいろ思い出し見てみたいなって思ってももう記憶の中にしかない。イプサのPR誌cawaii clickだけはどうしても再読したくてなんとか手に入れたけれど、これまた入手が大変だった。中学生の想い出補正かな?と不安だったけれど、実際再読すると記憶のイメージ以上に素敵だった!思春期に何度も読んだこの冊子に、わたしって影響受けてるなぁとも驚いた。

そういった経験をふまえて、これからはそのときのいきおいで処分することはないでしょう。わたしのもとにやってきたわたしにとって貴重なもの。大事に保管するのも使命だなんて思えてきました。(大げさかな。)

(my)