Thursday, 10 August 2017

たのしい皿洗い

最近レコードクリーニングが楽しい。
レコードシェルフMIMIを開発したり、Instagramで日々レコード紹介をしているのが影響して、今までは仕事中はCDで音楽を流すことが多かったのが、最近はレコードをかけるようになった。
レコードで頻繁に聴くようになると、カートリッジ選びだとか、レコード磨きの大切さが分かってくる。手間を惜しまず、愛情をかければかけるだけ、良い音を生み出してくれる。いつも同じ音を出すわけではないのがまた面白い。
ぴかぴかに磨いたレコード盤に針を落す瞬間の気持ち良さはなんとも言えない。曇りなく磨いたワイングラスによく冷えた白ワインを注いで口に入れる瞬間の幸福感に近い。
レコード歴約25年にして、ようやく皿洗いが楽しいと思えるようになったことが喜ばしい。

(青柳)

Tuesday, 8 August 2017

わたしはただひとつのメロディー


いちばんすきな女優といってもいいかもしれない。自由・自立・知性。最高に格好良い。久しぶりにこのレコードを聴くことにしよう。

(my)

Monday, 7 August 2017

非日常の健康診断

先日健康診断を受けた。いままでは、通常の検診しか受けたことしかなかったが、今回は初めてがん検診などいろいろなオプションをつけた。一度はいろいろと調べておいた方がよいオーバー40。

市の検診を受けたのだが、健康診断を専門としている場所で、病院にはまず見えないインテリア。検診を受けている人たちもなんだか落ち着いて見える。

僕はといえば、昨晩10時からタバコも吸えないし、朝もコップ1杯の水しか飲めず、日課の朝一番のコーヒーもお預けで、かなり落ち着かないそわそわとした気持ち。

検診を受けていてもなんだかいつもの自分とは違うような感覚だった。
身長を計るときは普段はあり得ないくらい背筋が伸びているし、血圧・脈拍数を計る時も意識し過ぎて呼吸が乱れている。初めて飲んだバリウムで、体内の管が一斉にびっくりしているのが見えるようだった。

こんな非日常な状態の検診でいいのかな、と心配になった。
日常のありのままの自分を検診してもらうのは不可能だろうが、こんなにいつもとちがう自分を分析されても・・・結果を信用してもよいのだろうか。

無事検診が終わって、真っ先にコーヒー&シガレッツ。この今の自分を検診して欲しかった・・・

(青柳)

Saturday, 5 August 2017

ほんとうの口コミ

この前教えてもらった喫茶店。早速行ってみたら、とても好みだった。味もサーブされる食器も雰囲気も価格も含めて。これはほんとうの口コミだから、自分にぴったりきたのだと思う。

かたやネットに溢れる口コミ情報。それを書いている人のことどんなセンスか、わたしは知らない。だから書いてある情報は自分にとっては当てはまらないことが多い。(好きな店のこと、あまりよい評価じゃなかったり全然ちゃうやんとおもうことが書かれていることがある。)

やはり口コミって直接信頼できるひとから聞くものだなと思う。もちろんそのあと自分で体験して判断すること。

(my)

Friday, 4 August 2017

夏のあたま

あたまは火照ってしまうと使い物にならない。
今日からスタートしたイベント「モノノネ空間」のため、信楽NOTA_SHOPまで車で往復運転したら体が熱を溜め込んでしまった。運転中は景色も良いし気持ちいいドライブだと思っていたけど、今全く頭が働かない状態だ。
今できることは、ぼんやり涼しげな音楽を聴くことくらい。(現在Instagramで「Summer Music」特集をしています。)
これからマーティン・デニーとビールにすることにしよう。

(青柳)

Wednesday, 2 August 2017

夏の記憶

図書館からの帰り道、車で湖岸を走っていたら琵琶湖がうつくしく光っていた。夏の夕暮れ。季節どころかみる時間によって違う。いつもみとれてしまう。

もう8月だ。学生の頃、夏休みも8月になると少し焦る気持ちになっていた記憶がよみがえる。なにを焦っていたのだろう。今思うと、あと1ヶ月もあるのに。ひさしぶりに大島弓子が読みたくなる。

図書館にいると落ち着く。すっかり夏休みの空気がただよっている。こどもが調べ物をしている。以前ほどたっぷりとそこで過ごすことはできず、借りたい本を探して帰るだけの現在。それでも、わたしにとって重要な行動。大事なひととき。

(my)

Tuesday, 1 August 2017

遠くの花火

夜になってレコードを聴いていたら、外からボンボンと低音が聞こえてきた。
そういえば今日は彦根花火大会だ。観に行く予定はなかったけど、音を聞いていたら祭りの太鼓のように参加を呼びかけられているようで、ソワソワしてきた。

horaanaの母屋から外に出ると、遠くに花火の光が見えた。しばらく見ていると花火の輪がいくつも重なって見えた。遠くから観る花火もなかなかいいものだ。
花火会場までは10キロくらいはある。きこえてくる音は低音ばかりだ。

低音は力強い。音楽にとって低音は要であるが、強すぎると他の音を飲み込んで細かい音を聴き取りづらくしてしまう。特にバスレフタイプで低音のよく聴くスピーカーはその傾向が強い。バスレフスピーカーは、一定の周波数の低音を共鳴させて低音を補っている。花火の音のようにボンボンと鳴って気分は高揚するが、音楽の繊細さは伝わらない。

スピーカーMONOのようなバックロードホーンスピーカーは、低音の音階・音色・ニュアンスが聴き取りやすい。振動板後方から発せられた全ての低音をホーンの原理で等しく増幅しているからだ。自然な響きの低音は、高音・中音をより引き立てる。バスレフの強い低音に慣れた人にとっては、バックロードホーンは低音が出ていないと感じることもあるようだ。

遠くの花火の音を聴きながら、低音の質について改めて考えさせられた。

(青柳)