Sunday 19 February 2017

ゆきのび


ようやく日陰や屋根の隅に残っていた雪がほとんど姿を消した。
それでもしぶとく残っている雪を見てみると何ともいえないドンクサイ形状をしていた。
日光で解け、雨によって削られた末に偶然生まれたかたち。
そう思うと人為的には作れない造形美を感じた。
たぶん他の人が見たら、ただの残り雪でしかないのだけれど。
「美」は個人的な思い込みでよいのだと思う。

(青柳)