いままで何となくしか見ていなかったレコードジャケットが不意に気になることがある。
僕が所有しているニール・ヤング "On the Beach"(Instagramで特集中の "Summer Music"では選外)の中古盤は状態は悪いのだが、ドイツ盤らしく左上に"Neu"のシールが貼られているところが気に入っている。破れてきたジャケットを補修したテープの古びた色合いも好きだ。
Instagram用に写真を撮ったとき、海を眺める男のロングヘアーと肩パット入りジャケットのようなシルエットが目に入った。それをきっかけに、写真にちりばめられたいろいろな物体が絡まり合い、謎となり、頭の中で膨らんでいった。
久しぶりにレコードをターンテーブルにのせた。ニール・ヤングは何を思ってこのジャケットにしたのだろうか?今日はなぜだか邦題の『渚にて』がとてもしっくりくる。
(青柳)