Saturday, 12 August 2017

理想のFESTIVAL

夏といえばフェスの季節。とはいえ、わたしが今までそういったものに行ったのは数える程。基本的にインドアなため、あまり野外でわいわいするイベントに興味がないのだ。帰りたくなっても気軽に帰れないというのもなんだか気乗りしない。すごく観たい海外アーティストが出るとなっても、巨大フェスには行くことがなかった。

それでも昨日奈良の室生山上芸術の森公園でおこなわれたPRHYTHMというフェスは、ゆうきのおふたりがそれぞれソロでそしてPARA TRIOが出演するということ/日中行われる(夜は早く寝たいため大事)/サウンドシステムが気になる/小規模でこじまりとしている等のそそられる理由が多く、めずらしく行く気になった。

彦根からドライブ気分で、水筒に三年番茶、そしておむすびをつくって会場に出かけた。山奥と思っていたけど、意外とそうでもなく会場はとても設備が整ったきれいな場所だった。

公園一帯が、ダニカラヴァン氏制作のアート空間。モニュメントと自然が一体となった不思議に落ち着く気のめぐりの良い場所。入場からどきどきわくわくした。

ちょうどOORUTAICHIさんの出番に間に合い、お昼どきの真夏の太陽を受けた緑とピラミッド型舞台の上から流れる歌声とギターが風にふかれてきらきら光っている様子にしょっぱなから感動した。そしてそのあとのDJ(MONGOOSEさん→YA△MAさん)が、とても好みでこんな空間でこういった種類の音楽を聴く体験はなかなかできないなと思った。YTAMOさんのライブは、ささやかな音量が蝉の鳴き声といった自然の音と混じりあい、まわりの木々に囲まれた空間からサラウンドのようにつつまれているような感じがすばらしく、ふわーっと気持ちよかった。ラストのPARA TRIO。夕暮れ、刻々とあたりの色が変わる様子を眺めながら楽しんだ。

フェスに対して苦手意識があったけど、こんなフェスならまた参加したいなと考えを改めた。とても贅沢な夏休みらしい一日を過ごすことができ大満足。

会場の雰囲気も、さまざまなひとがそれぞれの楽しみ方で自由に楽しんでいる風通しのよい感じがこのイベント良さに拍車をかけていた。

このフェスのすてきさをなかなか思ったように文章で伝えることができずに歯がゆいのだけれど、とにかくすごく行ってよかった!!!

(my)