先日、彦根は記録的大雪とのことで全国のニュースでも取り上げられた。朝からまたも雪が降り続けている。どんどんと積もっていく。結構な高さになりそう。あたりはしんと静まり返っている。
こんなときは音楽を聴きながら料理をしたり編み物したり。普段と変わらないようで気持ちは特別に。のんびりと年越しを過ごそうと思う。
それでは良いお年をお迎えくださいませ。
(my)
先日、彦根は記録的大雪とのことで全国のニュースでも取り上げられた。朝からまたも雪が降り続けている。どんどんと積もっていく。結構な高さになりそう。あたりはしんと静まり返っている。
こんなときは音楽を聴きながら料理をしたり編み物したり。普段と変わらないようで気持ちは特別に。のんびりと年越しを過ごそうと思う。
それでは良いお年をお迎えくださいませ。
(my)
この前、茅葺き屋根の差し茅体験に参加した。気持ちの良い秋の朝。少し早起きしてお弁当をつくった。(これも楽しみのひとつ。自宅で仕事をすることが多いため、ふだんあんまりお弁当を食べる生活をしていないから。)集合場所の多賀町にむかった。
去年は茅刈りを体験。(わたしの昨年書いたブログ茅葺きへの一歩をご参照くださいませ。)今年の差し茅は第二歩目ってことかしら。
まずは3年間屋内で乾かした茅。(去年刈ったものはまだ乾いていないため、使わないみたい。)それを、きちんと縄で縛りなおす。(乾燥しているため、刈った当初よりゆるむ。)そして半分に切って、屋根の側に組んだ足場まで上げる。
これからが本番。はじめて茅葺き屋根の近くに行く。美しい苔がはえて自然の庭みたいな、いい匂い。茅の束に手を入れて、土になってきている部分をはらう。良い肥料になりそう。(実際、なるらしい。最後は全部土に還ることができるとのこと。)そこに手を入れながら、新しい茅を差し入れる。茅葺き職人の先生はいとも簡単に見本をみせるが、やってみるとコツを得るまで難しい・・・。さすがに先生の仕事は見とれるほど美しかった。作業をしながら、用の美とかいろいろなはなしをする。
ワークショップだから、即戦力としてではなく茅葺きを知るという感じ。思ったより、茅葺きって長持ちするんだなとも思った。きちんと手入れをされていればなおさら。
多賀の澄んだ秋の空気の中、作業をするのは格別気持ちよかった。茅葺き屋根はいきものみたいでなんだかいるだけで気持ちよく癒された。(トトロのおなかみたいなって感じ?意外とふかっとしている。)実は、前日左足と腰が痛かったのだけれど、おうちに帰ったら直っていた。茅葺き屋根のおかげなんじゃないかと思っている。
昔の技術って、時間はかかるかもしれないけど自然に沿っていて長持ちするし美しいしかえって合理的だなと思った。
将来、英国やヨーロッパの茅葺き屋根もみてみたいという新たな野望もできました。
それにしても、より大きいうちの屋根をふき替えるのは大変そうだ。こちらはもっと長期計画の野望だな・・・。
(my)
読書の秋というけれど、年間を通じて読書量は変わらない。だからこの秋の読書について。
最近BBCのサイトで、ミッドフォード姉妹の記事と写真をみてとても気になったことがはじまりだった。20世紀の英国の上流階級のアイコンである姉妹たち。それぞれ波乱万丈な人生を送っている。そして姉妹たちの祖父は、幕末明治にかけて外交官として日本に赴任していたアルジャーノン。姉妹だけでなく、この祖父のことも気になった。
「ミットフォード家の娘たち 英国貴族美しき六姉妹の物語」と「ミットフォード日本日記 英国貴族の見た明治」を読む。どちらも面白く引き込まれてしまった。実在のはなしなのだけれど、すべてが物語のよう。読んだ後は、料理をしながらでもどこでもずっとミットフォード家のことばかり考えてしまった。たぶん口にも出してたかも。もっと関連図書を読みたくなってきた。
姉妹のなかでいちばん気になるのは、デボ(デヴォンシャー公爵夫人)。
あっという間に過ぎ去った今夏。考えさせられることも多かった。
去年に引き続き、おうちで過ごす。仕事、読書、編み物、畑。音楽を聴くことで、夏気分を味わう。
ここ何日か暑さは戻ってきたけれど、空気はどこか秋を感じさせる。暦ではとっくに秋だから、納得。
夏の終わりに「銀河鉄道の夜」を聴きながら、過ぎていく季節に思いをはせる。
(my)
大暑。夏土用。びっくりするほど暑い日が続く。
比較的夏に強いと思っていたけれど、ここ最近の気候変動に恐れをなす。海外ニュースもみているけれど、今まで聞いたことのないような話ばかり。屋内にいても熱中症(昔の日射病?)への不安。
用事はできるだけ最低限に。こう暑すぎると、一日をやりすごすだけでえらいと思う心境が必要なのでは。無理は一番よくない。もちろん庭の手入れは小休止で、ぼーぼーの草野原となっている。
今の季節に最適な音楽をかける。夏にしか聴かないと決めている曲もある。音楽で体感温度を少しでも涼しくするために。
みなさま、どうかご自愛くださいませ。
(my)
いちごジャムをつくるタイミングは、旬の露地栽培で小粒なものがぎっしりと大きいパックに入っていて手ごろな価格になったとき。毎年、いつも行く直売所でチャンスを見計らっている。
今年は、例年より遅いようにおもった。手帖で確認しても、今頃はつくる頃なのにとやきもきした。・・・ところが。立ち上がりは遅かったけれど、その後チャンスが何度も訪れて、何回もつくる機会に恵まれた。今年は、いちごジャムの当たり年だ!ジャムに、いちごタルト、たくさんいちごを堪能した。些細なことだけれど大きな喜び。
*ジャムづくりにおすすめの本 田中 博子さんの「ジャムの本」。一年中大活躍。
(my)
この3月に発売された梨木果歩さんの「物語のものがたり」という児童文学についてのエッセイ集を読んだ。その中で語られている話のひとつ、バーネットの「秘密の花園」。学生のころ、イギリス児童文学にはまっていた時期に読み、この本を題材にした映画も観たことがある。
冬から春にかけて。庭と人の再生に思えるこの話は、すっかり園芸の魅力に取りつかれている今読むと、こころのどこかを揺すぶられたのか何度か涙が溢れてきた。福音館版では堀内誠一さんが挿画。若いころは花咲きこぼれる庭を見るのは好きだったけれど手を動かすことはなかったから、こんなに自分のなかに入り込んでこなかったのかもしれない。
バーネットがこの物語のモデルとしたとされる庭、ケント州グレイトメイサムホール。一度訪れてみたいものである。コロナ禍の今、学生時代はいつでもいけると思っていたイギリスを含む海外になかなか行けなくなってしまったのも、不思議なきもちだ。
Great Maytham Hall, Kent: the most famous garden in literature - National Garden Scheme (ngs.org.uk)
(my)
庭にはえているふきとよもぎを収穫してもらう。ふきは葉と一緒に共煮にしよう。よもぎはおもちでも作ろうかな。(実家から餅つき機を借りてきた。)
この前は、近所のスーパーマーケットで鰆の白子と真子が半額になっているのを手に入れる。白子は檸檬醤油で食べるのが一番シンプルで美味しい気がする。真子は炊いた。でもお店に並んでいたの、一瞬だったな。来年までのお楽しみ。
ここに来てから旬に対してより敏感になった。値段も手ごろだし、なんなら庭にはえているものもあるし、なにしろ美味しい。でも旬ってあっという間だから逃さないように。そのために本を読みながら、お勉強。昔の人が書いた昔の本が私にとって参考になるので、これはというものを少しずつ集めています。
(my)
自分の思っていることを、言葉で表すのって難しい。そもそも、頭の中にあるもやもやを言語化すること自体、ある程度何を書きたいかがきちんとわかっていないのとできない。(当たり前だけど・・・。)
なんとか文章化しても、読んでいるうちに頭の中のことと違う気がしてきて落ち込む。ことばのセンスのある人ってすごいわーと、現実逃避のように読書に逃げる。尊敬と感嘆。
活字中毒という根拠だけで、文章がその気になれば書けるんじゃない?と勘違いしていた。それと「書くことができる」と「読解力」があるのは別の話。質より量なのだと、気付いた最近。速読を誇っていたけれど、意味なし。
気を取り直して、パソコンの前に座る。比べるもんじゃないぞと、なんとか書いてみると訓練でましになるかもとも思いなおす。あきらめず書くことを続けてみようかなと思う。
なんでこんなことを書いているかというと、前からあたためていた独自メディア「horaana web」を、昨日から始めたからです。よろしければ、ご覧いただければ嬉しいです。
一度始めたことは、しつこく続けたい性分なので、このブログはもちろん続けます。(ほぼわたしの個人ブログっぽくなっているけれど。)
(my)
まだストーブや湯たんぽのお世話にはなっているけれど、光や空気の中の春濃度が高まってきている。
種苗屋でこのシーズンに植える種を手に入れる。今年は、ハーブも苗を買うのではなく種から育ててみたいと思い研究中。いろいろ計画を立てている。
春という季節は、天候と呼応するように気持ちもふわふわ乱気流になったりで困ったものだ。それでも、この新しく始まるような気配に対する待ち遠しいような気持ち。その嬉しさの方が大きい。
(my)
リサイクルショップに行って、90年代以降の料理本(特にお菓子本)を探すこと。昔から料理本ウォッチャーなのですが、そのとき手に取らなかったものでも、今の自分にぴったりのものもあります。(なんかそのときはオリーブとかに載ってそうな作者のものばかり買っていたのかも。)おまけにびっくりするほど安い。「え、これがこの価格?」と思うものも。
好きな80年代以前のものはプレミア価格になっているものも多くなかなか気軽に買えない。感覚で情報なしでぴんときたものを買ってみるのです。それが、あたりだったときの喜び。こうやってぴったりのものを見つける勘を養えるのかも。
でも、昔の本を見すぎて、ケーキのデコレーションが昭和平成風になってしまうのはどうしたものでしょうか。(本のせいにしてもいけないね。)
(my)
あけましておめでとうございます。
静かなお正月。簡単なお節料理と少し日本酒もいただき、のんびり過ごしています。
すてきな一年となりますように。
今年もよろしくお願いいたします。
(my)