Tuesday 31 October 2017

静電気??

もともと冬になると、やれ車のドアをあけるときやら静電気がびびびときてわわわとなる。iphoneをやめてガラパゴス携帯にしたのも(参考ブログ;ガラパゴス)指先がびりびりする感覚が苦手だったのも少しはある。

今、図書館やらipadやタブレット、いろんな場所にタッチパネル式の画面が多い。そしていつもではないけれど指先に痛みを感じることがあって一瞬使うのを躊躇するときがある。(タッチパネル式の横にキーボード式のがあったら、すごく急いでいない限り並んででもそちらを使いたい。)そんなふうに感じている人、ほかにもいるのかしら。(いまのところあんまりそういうこと聞いた事ないけれど、ひそかに思っている人きっといるはず!)

(my)

Friday 27 October 2017

台風がもたらしたこと


先日の台風で屋根のトタンが数カ所はがれてしまった。あれだけの強風だったから、しかたがない。それより致命的な損傷がなくてよかった。

いままでは内側からしか見た事がなかった茅葺き屋根とご対面できて、ちょっと嬉しい。いつかは茅葺きに戻したい気持ちが強くなった。やっぱりオリジナルがカッコいい。

トタンの補修作業だったので、自分でやることにした。はじめて屋根のてっぺんに登って馬乗りにまたいだ。なんだか本当に動物に乗っているような高揚感があった。いつもより高い目線からみる近江の景色がいつもより美しく見えた。

(青柳)

Thursday 26 October 2017

気持ちの鍛え方

大人になると気持ちも安定していて、確固たる判断を取れるようになるのではと子どもの頃は思っていたけれどそうでもないようだ。(まわりの大人は大人の演技をしていたのかもしれない。)もう中年といえるような年だが、予期せぬ出来事に遭遇すると、自分でも驚くほど取り乱したりパニックになったりする。

他人からみたら些細なことでずいぶん気持ちが落ち込んだり、外的要因に感情が簡単に振り回されるにつけ、がっくりきてしまう。

それでも、訓練して自分の中に軸を持つように心がけてすこしずつましになっていきたいなぁとも思う。なるべくご機嫌で暮していきたいから。そして、それは自分の考え方に大分寄ることも多いのだろうから。

(my)

Sunday 22 October 2017

ちいさな秋の音

horaanaの母屋での仕事を終えて、オーディオのスイッチを切っても、まだどこからか音がしている。ちいさなとても美しい音だ。

耳をそばだててみると、それはコオロギの鳴き声だとわかった。
外からではない。明らかに室内から聞こえてくる。
キョロキョロしながら音の出どころを探ってみると、土間の奥のほうから聞こえてくる。
そういえば、土間で作業していてたまにコオロギを見かけることがあったから不思議なことではない。

ちいさいけれど、とても耳に心地よく、生き生きとしている。
ただ、ずっと聴いていたくなる。メロディーはいらない。音色だけで充分だ。音がこころに染み込んでいく。

小さいものが振動する音はあちこちに広く拡散する。
スピーカーMONOの音も似ている。

それにしても、家の中でコオロギの音が聴けるとは・・・そんな秋の夜には、オーディオはいらないな。

(青柳)

Saturday 21 October 2017

魚のあら

我が家の食事メニューは野菜中心、そしてお魚といった伝統食を心がけている。とあるスーパーマーケットにいったら、魚コーナーの中でもまずはあらを探す。そこのあらは、あらとは思えない程身がついていてしかも安い。あったら思わずにんまりしてしまう。

昨日もほとんど切り身やんと思えるぶりあらのパックを見つけた。2パックほど購入。塩焼き、甘酢かけにした。いろんな部位が入っているため驚くほど美味しい。そして今日はぶり大根にするつもり。安くて旬で美味しくていうことなし。こういうとき、ささいな喜びを感じる。

そこではあらをこぞって求めている人は少ない。調理法を覚えたら思ったより処理は難しくないし、ほんとうにお得だと思う。こういったこと、たくさんあるのだろうな。知らないだけで。

(my)

Friday 20 October 2017

FOOTSTEPS


「あー、あの時買っておけばよかった。」と思い出すレコードが何枚かある。
あまり物事を後悔する性格ではないのだが、一度見たきりでそれ以来出会えないレコードに関しては例外だ。

Traveling Mono』でスピーカーを置かせて頂いたWorkshop Recordsのレジ後ろにクリスチャン・マークレーのポスターが貼ってあった。

ギャラリーの床一面に溝の無いレコードを敷き詰めて、観客はその上を歩き回る。そして、そのレコードの傷が一点物の音楽になるというかなりコンセプチュアルでユーモアのある作品だ。レコードは丁寧に扱う物、という先入観がある観客にとっては、かなりドキドキ、ソワソワしたことだろう。会期終了後にそのレコードはナンバリングされて『FOOTSTEPS』という名前で発売された。

大学生の時、京都のレコード店でそのボックス入り限定レコードが売っているのを見つけた。欲しくて仕方がなかったが、持ち合わせのお金がなく見送った。数日後に買いに行くと、売れてしまっていた。たいした値段ではなったので、それは、それは、後悔した・・・(ちなみに、現在のDiscogs価格約4万7 千円!)

そのエピソードをWorkshopの苗村さんに話すと、このポスターはそのボックスに入っている物だと教えてくれた。羨ましくてしかたがなかったが、このポスターはこのお店にこそ貼っていて欲しい気がして、こころが落ち着いた。

Workshop Recordsで販売されているレコード盤はどれもとてもキレイだ。盤質の善し悪しに関係なく。苗村さんはいつもレコードを洗浄して、磨いている。そんな苗村さんの背後にレコードを踏みつけているポスターが貼られていることが、なおいっそうのレコード愛を感じて嬉しくなってしまう。

(青柳)

Thursday 19 October 2017

季節の変化に思う

急に寒くなってきた。とうとう昨晩は少しはやいかなと思いつつ湯たんぽを出してきた。朝ベッドから抜け出るのに時間がかかる。こんな日はほんとうはおふとんにくるまってぬくぬくしていたい。(かなり後ろ髪をひかれながら、えいやと起き上がる。)

最近、頻繁に感覚について考える。便利とはよいことのように思えるが、物事には必ず表と裏がある。便利の副作用は、自然環境への慣れや感覚に対する機敏さに対して鈍くなっていくことにあるのかもしれない。そして今ある便利さを疑ってみること、そして自分でいろいろ工夫していくこと。これらの行動はなかなか楽しいことでもある。(どちらをとるかは、その人それぞれ求めていることによって違う。)

気温の変化が激しいけれど、自然に対応できるようになるべく現代的な便利さに頼り過ぎずやっていこうと思う。

(my)

Wednesday 18 October 2017

触覚


先日野菜の直売所に行ったら、見慣れない花束のような物が棚に置かれていた。
よく見たら枝豆の束だった。枝付の枝豆は買ったことがあったが、こんなのはじめて。

早速その晩、日本酒のアテに湯がいてみた。ゆで上がってくるときの香りがなんとも良い。

口に入れて驚いた。くちびるにあたる枝豆の毛の触感が凄い。味も言葉にならないくらい美味しかった。新鮮を通り越して生き物のようだ。
枝豆を食べながら、なんだか音の世界と似ているな、と思った。

オーディオでも、最初の一音目に感じる印象がとても大切。
この瞬間、ひとは音の鮮度を感じているのだろう。
聴覚というよりも触覚に近いのかもしれないな。

(青柳)

Tuesday 17 October 2017

日日雑記#1

タイトルは好きな本の名前から拝借いたしましたが、内容はその本とはまったく関係ございません。久しぶりこのブログを書くので、一瞬ログインIDやパスワードを忘れていないか心配だったが、なんとか大丈夫だった。(ですます調か、である調どちらで書いていたかも忘れかけていた・・・。)

時間の進み方が不思議だなと思う今日この頃。最近、東京出張していたのだけれどだいぶん昔の話みたい。出張は、松濤美術館で行っている「三沢厚彦 アニマルハウス 謎の館」展にホラオーディオのスピーカーを使っていただけたのでその設営のため。すばらしい展示(謎の館というタイトルがぐっときます)もさることながら、松涛美術館を設計した白井晟一が大変気になる存在に。この秋は関係図書を読みまくる予定。建築めぐりをしてみたいなぁ。

出張中は、駆け足で横浜トリエンナーレと「杉戸洋 とんぼとのりしろ」を観に行く。横トリは時間の関係上横浜美術館の展示のみ。知っている作家は多いわけではなく派手ではないキュレーションだが現代の問題等を考えさせられるわたしにとっては正統派といってもいい展示。全部の会場を観たらまた違った感想になるのだろうな。杉戸さんのは、ディテールと空間、色と光に圧倒されたうつくしい展示だった。特にタイルの作品、前に座り込んでずーっと見入ってしまった。杉戸さんの作品を観ると、きれいな色のお洋服が着たくなります。(あくまで私見。)

都市の情報量が多すぎてふだんの日常を取り戻すのに時間がかかった。すっかりわたしたち、田舎のねずみ(イソップ寓話)です。

(my)

Sunday 15 October 2017

習慣が流れていく・・・

身に付いた習慣がなくなってしまうのはあっという間・・・

日々交代でブログを書くということは、最初とても大変だった。何を書いたらいいのか全く思い浮かばず、パソコンの前でただボーっとしていることもしばしば。それがしばらくしたら、日常の気づきをブログで取りあげる癖がついて楽になった。気がついたら自分がブログの番だということを夕方まで忘れていても、何とか話題を見つける術も身につけていた。

半年近くほぼ毎日更新していたのに、最近はかなりルーズなペースになっている。
原因はいろいろ考えられるが、僕の場合Instagramでほぼ毎日レコード紹介をやるようになったことが大きい。

レコードセレクトは感覚的に出来るのでそれほど悩まないし、むしろ楽しい。棚に埋もれていたレコードが日の目を見る快感もある。ある種とてもイージーな気持ちでできる日課。(それにひきかえ、ブログは普段使わない部分の脳を使って言葉を絞り出す大変な作業。)
限定的な使い方ではあるが、初めてのSNSなので、新しいことにチャレンジするという気持ちもあって、どうしても関心が注がれていってしまう。

楽な方に流れていってしまうのは、人間の性だと思う。水も自然と低い方に流れていく。簡単で楽なことへの誘惑が多い世の中だが、自分の意志で作り出した流れは細々としたものでもとても大切。
せっかくやり始めたブログなのだし、逆流させて流れをすこし変えてみようと思う。

(青柳)

(追記)この記事を投稿したら、累計ちょうど200件目でした!やっぱり続けよう。

Wednesday 4 October 2017

中秋の名月

(my bloody valentineのmoon song)

めっきり秋らしくなってきた。とても好きな季節。おしゃれをするにも秋の装いは特別な気がする。

今日は、空高く晴れていてお月見日和になるだろう。月をめぐる物語(特に日本の古典文学が好み)に思いを馳せながら、夜空を見上げるつもり。

(my)