Thursday 17 August 2023

フランスかぶれ ふたたび

久しぶりに映画館に足を運んだ。どうしても観たかったシャルロット初監督のドキュメンタリー映画「ジェーンとシャルロット」。2021年にカンヌで発表されたという情報はそのころ読んだとあるモード雑誌で知った気がする。日本でみれるのかなと思いつつ忘れていた。それが、このタイミングで上映されるなんて。

全体的に地味な作品なんだけれど、はじめの方から涙が自然と出てきてしまい困った。

ふたたびフレンチかぶれ感覚が色鮮やかに戻ってきた。わたしにとってのどんぴしゃ。それから家にあるスタジオボイスや、ジェーンバーキンの写真集やインタビュー、シャルロットも含めたレコードを聴きあさる毎日。また、このデジタルな世の中では昔日本では観ることが難しかった映像にたくさん出会える。dommuneの「Nouveau DICTIONNAIRE français」で知ったinaのアーカイブはとても面白い。(ここぞとこれまた大好きなLIOやらJACNOとかのも探してしまった。)

もう着ないかなと処分したセントジェームスも買い直そうかしら(日本的フランスかぶれ)。それにしても、「スローガン」等セルジュ関係の映画が90年代に再上映されていたころ作られた豪華パンフレットやフライヤーを捨ててしまったのは苦い後悔・・・。何考えていたんだろう、私。改めて安易な断捨離的なものに反対するわ。 (→過去ブログ「物は大切に」) 人の気持ちは変わるしね。また興味が戻ることもあるのです。

ちなみに「ジェーンとシャルロット」のパンフレット、なかなか充実した内容で映画のあとに読むと感慨深いです。こういうの、あとから手に入れようと思っても大変だしね。

(my)

Tuesday 1 August 2023

暑中お見舞い申し上げます。

暑い日が続きますね。彦根って関西の北国感があるし涼しそうな気もするけれど、昨今の夏はとても湿気っぽくて気温も高いのです。

工房と事務所兼ショールームのある建物は古い農家建築で、現代のものと比べると土壁が湿気を程よく吸ってくれたり窓を全開にすると風が通り抜けたりでだいぶん涼しいのですが、それでもこの建物がたてられたころはこんなに夏が高温になるとは想定されていなかったことでしょう。

最近は夏をさっそうと乗り切れるのか、すぐに弱気になってしまうのです。あれやこれややることを詰め込み過ぎず、やらなきゃいけないことを最低限やろうの心がけでやっていかないと。昔とは違うのだから。

みなさまもどうかご自愛くださいませ。

(my)