彦根に引っ越して来て今日でちょうど丸二年経った。
二年前は前時代と言ってもよいほど昔に思えるし、ついこの前のようにも感じる。
年をとってきて、時間の進み方がより不思議に感じるようになった。
記憶・密度・経験・瞬間・流れ・・・いろいろなことが時間の速度に影響している。
時間自体が生き物のように感じることもある。
HORA AUDIOの「HORA」は「時間」という意味。
音楽と時間は一生のテーマになりそうだ。
(青柳)
Saturday 30 September 2017
Tuesday 26 September 2017
掃除の効用
ここに暮らすようになって、掃除というものの重要性が増してきたと同時に好きになってきた。以前からこまめにしている方だと自分では思っていたけれど甘かった。
都市型生活と違い、自然が身近にある環境ではちょっとさぼると虫やら苦手なものがわらわらと出てくる。大量発生するまえに、ちょっとしたサインに気付くのにも毎日のチェックが必要だ。虫除けのためにあまりきつい薬を使うと自分にも返ってきそうだし、なるべく安全な方法を考えたら掃除にまさるものはないと分かったのだ。
重曹等を使ったテクニックやら調べて詳しくもなった。掃除をするとあきらかに空間が変化し、さっぱり気持ちが良い。ちょっとした運動にもなるしいいことずくめな気がする。
(my)
都市型生活と違い、自然が身近にある環境ではちょっとさぼると虫やら苦手なものがわらわらと出てくる。大量発生するまえに、ちょっとしたサインに気付くのにも毎日のチェックが必要だ。虫除けのためにあまりきつい薬を使うと自分にも返ってきそうだし、なるべく安全な方法を考えたら掃除にまさるものはないと分かったのだ。
重曹等を使ったテクニックやら調べて詳しくもなった。掃除をするとあきらかに空間が変化し、さっぱり気持ちが良い。ちょっとした運動にもなるしいいことずくめな気がする。
(my)
Thursday 21 September 2017
140年前からの手紙
horaanaの土壁を掃除しようと思ったら、古い新聞が貼られていた。虫の侵入を防ぐためか、壁や家具の隙間部分に貼っている。
壁から端が浮き上がっていた新聞をそっとはがしてみると、『明治十年十月』と書かれていた。1877年。ちょうど140年前だ。文字があまりにも鮮明で驚いた。記事を読んでみると西南戦争のことや、滋賀水口村でイギリス人が紅茶を作り始めたことなどが書かれていた。
この家に住むまでは、140年前なんて想像もつかないくらい昔のことだと思っていた。実際にその時代につくられた家で生活していると、当時の人たちの暮らしが「ものづくり」を通じて伝わってくる。当時の人が何を考えて、どういうモノを作っていたのかを知ることはとても楽しい。現代と繋がっていることが自然と理解できる。
1877年について調べたら、エジソンが人の声を円筒形蓄音機に録音するのに成功した年のようだ。スピーカーMONOから流れてくるレコードの音が140年前からの手紙のように感じた。
(青柳)
Sunday 17 September 2017
かえるのひみつ
もうすっかり秋の気配なのに今日は朝からなぜか蝉が鳴いていた。そして、2匹のかえるがそれぞれ郵便ボックスとベンチに同じような方向でじっとしている。夕方みてみたらまだ同じ場所にいる。そして、お互い2mほど離れているのにみるたびにテレパシーのように一緒の方向を向いている気がする。
どういうことだろう?かえるのひみつが知りたい。(もう夏休みではないけれど、NHKのAMラジオでやっている夏休み子ども電話相談に質問したい位。)
(my)
Friday 15 September 2017
ゆりのけだかさ
草刈りをしばらく怠っていたらhoraana前の原っぱが草ぼうぼうになっていた。
生えている野草の種類が夏場とはぜんぜんちがう。
茂みの中にゆりが咲いていた。野性の美しさに見とれた。
気がついたら、山本精一&PHEWの名曲『まさおの夢』に出てくる一節、「かなしみ荒れ野に咲くただ一輪のゆりのけだかさ」が頭に流れていた。
(青柳)
Wednesday 13 September 2017
続けるということ
頭の中で思いついて、行動に移すこともなかなか難しい。でももっと難しいのは、はじめたことを地道に続けることだなと思う。この交換日記風ブログも毎日だったのが、2日置きとなっていることに気付いた。忙しさにかまけてとはいえ少し反省モードになっている。
ふと景色をみやると心地よい空気に秋の風。しゅんとなった心がなぐさめられる。
(my)
ふと景色をみやると心地よい空気に秋の風。しゅんとなった心がなぐさめられる。
(my)
Monday 11 September 2017
夏がおわった
信楽NOTA_SHOPでのイベント期間が終了し、スピーカーや機材を引き取りに伺った。2週間前のライブイベントの時とは周りの空気や色が変わっていた。
機材を梱包し、スピーカーケーブルを巻いていると、ケーブルの裏にコオロギが潜んでした。身を隠す場所が無くなってどうしたらよいのか戸惑っているようだった。ケーブルの後ろでスピーカーから流れる音楽を聴いていたのかもしれない。
「あ、本当に夏がおわったんだな。」と思った。今晩はコオロギが秋の調べを奏でてくれるだろう。
(青柳)
Friday 8 September 2017
彦根梨
彦根に越してくるまで、知らなかった。すぐ売り切れになるので去年は食べることができなかった。今年は縁があって、手に入れることができた。甘くてとても美味しい。
梨って色といい、秋の訪れを連れてくるものだと思う。季節の味っていいな。
(my)
Wednesday 6 September 2017
シューカイ先生
今日インターネットで調べ事をしていたら、「ホルガー・シューカイ逝去」というニュースが目に入った。「えっ、いつのニュース?」と思い、確かめると本日付の記事で亡くなったのは昨日らしい。その時たまたまFAUSTの"SO FAR"を聴いていた。ジャーマン・ロックを聴き漁っていた大学時代を思い返した。
CANで初めて聴いたのは、"SOUNDTRACKS"だった。ドイツ人のバンドにヴォーカリスト日本人ダモ鈴木の取り合わせに、えも言われぬ不思議な印象を受けた。それ以来CANのレコードを集めることにした。「プログレ」に偏見を持った当時の僕も、レコード屋に入るなりPROGRESSIVE ROCKの棚をチェックするようになった。そうしているうちに気がついたら、いわゆる「プログレ」音楽も聴いていた。あるきっかけで、趣味の幅が広がるのは、今でもとにかく嬉しい瞬間。
ホルガー・シューカイがシュトックハウゼンに師事していたことを知ったときは、いろいろな事柄が繋がっていく快感を感じた。こういう経験を重ねるうちに自分の求める音楽はジャンルの中にはないことを知った。
音楽のジャンルを軽々と飛び越えていったホルガー・シューカイ。今日は先生を亡くしたような気持ち。
(青柳)
Monday 4 September 2017
黄金の稲穂
すっかり秋となり、田んぼの畦道を自転車で走る。両脇には黄金に輝く稲穂が光っている。風もすっかりと秋のもの。新米の季節。収穫がはじまっている。
(my)
Friday 1 September 2017
月夜の決闘
母屋での仕事を終えて、玄関を出たら電球のまわりにいろいろな虫たちが集まっていた。
今日はいつもよりにぎやかだな、と思って見ていたら、カマキリに睨まれた。
逃げる気配は全くない。僕のことなどどうでもよいらしく、獲物を物色し始めた。
おもむろに蛾に向かって鎌を振りかざした。一瞬で捕獲。
侍の決闘のようだった。丸い電球が大きな満月に見えてきた。にわかに秋が深まった夜のできごと。
(青柳)
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