Saturday 31 December 2022

ゆく年くる年

2022年寅年もあと残すところ少し。なんだかあっという間に過ぎ去った気がする。一応年女だったんだけれど、あまり実感することもなく慌ただしすぎた。

おおみそかというラベルが付けられたら、普段と違うように感じてしまうのはトリックのようなものか。非日常ってあんまり慣れないわ。たまにはハレの日も必要なんだと思いつつ。

今年もお世話になりました。良い年をお迎えくださいませ。

Monday 28 November 2022

新・日日雑記#1

あっという間に今年もあと残すところ1ヵ月ほど。

11月のはじめ、わたしたちの住む彦根の対岸である高島のイベントに参加しました。向こう岸は見えており、船で渡ったら近いだろうに、車だとぐるっとまわっていかなくてはならず、意外と遠いのにいつも驚きます。大好きな竹生島を近くに望むすばらしい絶景の中、不思議に贅沢なイベントでした。そのときかけたものをベースにMixcloud上で選曲しています。(イベント出演と選曲はわたしではなく、青柳です。)よろしければぜひ。

"At The Autumn Lakeside" Mix By Ryo Aoyanagi (HORA AUDIO) by HORA AUDIO | Mixcloud

読書の秋とはたぶん関係ないとおもうけれど、読みたい本がたくさんありすぎて・・・嬉しさ込み上げます。今の世の中に生まれて良かったなぁと思うのは、本が(いちおう)自由に読めること。社会人になってから、基本的に途中で細切れにでも読める軽いものが中心になっていたのだけれど、重量級なものを読みたくなってきました。・・・なまっていた頭を鍛えなくちゃね。

鍛えなくてはといったら、最近派手に転んでしまいました。こんなことでと運動神経が鈍ってきたのではと、落ち込んでいます。頭で考えるのと身体のスピードにギャップが生じてきている。年齢を重ねたらそんなもんだと言われても受け入れられず、いよいよ肉体を鍛えなくてはと心しています。(運動はやったら面白いけど、ずっとやる気にならなかった。)まずはラジオ体操からかな。

そんな今日この頃です。

(my)

Sunday 30 October 2022

伊作さん

だいぶん前、銀座にあったLIXILギャラリーに中谷宇吉郎展を見に行った時。帰りがけに立ち寄った過去展資料コーナーにあった「愉快な家 西村伊作の建築」のブックレットを閲覧し、それから伊作さんのことが気になっていたのです。なんとなく頭の片隅に残っていて、やっとこの秋関連図書を読んでみました。時代を飛び越え、型にはまらない自由で楽しい感じ、その哲学。ますます気になっています。一度新宮にも行ってみたい。

[読んだ本]加藤百合「大正の夢の設計者-西村伊作と文化学院」黒川創「きれいな風貌 西村伊作伝」上坂冬子「伊作とその娘たち」西村クワ「光のなかの少女たち」

(my)

Thursday 29 September 2022

古本にまつわるアクシデント

最近ネットで探していた古本を買ったら、見返しの部分に鉛筆でメッセージが記されていた。こんなこと今までなかったのだけれど。以前の持主は、このメッセージを書いた人からこの本を贈られたらしい。

自分が手に入れた本に対する基本的扱いとして、線やマーカーを引いたりといった書き込みはおろかページの端を折ったりすることも好きじゃないというかできない。付箋を貼ることすら、苦手というか余程でない限りしない。自分の本だけれど、図書館の本に対するように、大事にそーっと扱っている。

だから、こういった書き込みがあること自体好きじゃないんだけれど、今回はこのメッセージにじんときたのと、日付が書いてあったので(だいぶん前バブルの頃)いろいろと想像も膨らんだ。その時代のことを思い出したり。

よって、書き込みは消さず、このままにしておこうと思う。

(my)

Wednesday 31 August 2022

夏の終わりのハーモニー2022

今年の夏は暑すぎた。やっと秋の気配を感じるようになり、ほっとしている。なんとかやりすごせたぞという気持ち。

暑すぎたので畑をほっておいたら、野草がすごく伸びてしまい、野生の草原となってしまっていた。事務所から見えるので、すごく気になっていたのです。「やらなあかんな」と勝手にプレッシャーを感じていました。それからやっと開放されました。というのも、ここ最近少しは涼しくなってきたので、夕方小一時間ほど毎日草刈りをしたから。畑のイメージが戻ってきたかんじ。

今年の夏学んだのは、いくら暑くとも完全防備(長袖長ズボン、シャツはもちろんイン)で農作業をすること。周囲をみていても、そういった格好でみなさん作業をしてはるんは意味があることなんやなと痛感した。毒虫は怖い・・・。あまりにも農作業知識がないので、少しずつまわりを観察しつつ学んでいるところ。

あと夏の思い出は、甲子園を中継で見たくらいかな。

(my)


Thursday 7 July 2022

七夕

くっきりとした入道雲と青空。ソーダ水。プールの後のけだるさ。お昼寝。冷房の効いた美術館と図書館。夏が来るのが待ち遠しいのはいつまでだったんだろう。年々夏が苦手になる。夏休みへの期待感だけ心のどこかに残しながら。

今朝起きたら、七夕ということに気づいた。晴れているのは珍しい。高校生の頃のある七夕。当時追っかけていた京都のバンドのライブに行ったことを思い出した。もう何十年も経っていることにびっくりしてしまう。その時着ていた服も憶えているのに。蒸し暑い雨の夜だったな。

またいつか、夏が好きになる日もくるのかな。

(my)

Sunday 29 May 2022

5月の雑記

このまえブログを書いてから、もう一か月も経っていた!時間が流れる速さに驚いています。

初夏をむかえ、畑や庭の緑はすくすく育っています。今までは樹木や野菜やハーブが中心だったけれど、花ももっと植えようかな。芍薬やチューリップがあまりにも可愛かったから。ハーブももう少し種類を増やそう。こんなに園芸に夢中になるなんて。

今月はじめ、おもうとこがあり習慣を変えることにしました。ずっと早寝遅起きだったのが、悩みだったのです。

ロングスリーパーで早起きできないとも思い込んでいたのですが、習慣を変えるだけでできるようになったのです。簡単なことだったのね。今となれば、以前起きていた時間なんてお昼に思えるぐらい。

早起きは三文の得。朝の光と空気の清々しさ、小鳥の声、爽やかな気分。それにもうすでにかなり暑いので、朝に畑をするのもいいのです。いいことずくしやなぁと喜んでいます。

Tuesday 26 April 2022

ひみつの王国

図書館で背表紙がふと目にとまった「ひみつの王国 評伝石井桃子」。装丁にはヘンリーダーガーの絵。予感通り、とてもすばらしい本だった。

「ノンちゃん」そしてエッセイや訳書を、若き日から愛読してきた。しかし、本人の人生についてはあまり知らなかった。(自分のプライベートを明かすのを好まなかったみたい。)

この評伝の著者である尾崎さんの綿密な取材とインタビューに基づいた熱意と愛情あふれるこの本を読み、石井桃子さんの歩みに感銘を受けた。

特に、自立して自由な精神で好きな道を生きていくことについて。子ども向けという狭いところ、頭で作られただけのものや理想論で凝り固まってないところにわたしは惹かれてきたのかもしれない。

続いて、なぜか未読だった「幻の朱い実」。

桃子さんが70代後半から80代にかけて執筆されたという自伝的小説であり、尾崎さんがこの評伝を出そうと思ったきっかけとなった作品。

時は大正デモクラシーの雰囲気も残る昭和初期。明子(桃子さんの分身)とその友人蕗子を中心としたおはなし。当時、モダンガールといわれていたんだろうな。

シチュエーションは変えてはいても、こころの動きや会話は本当にあったことだろう。実際にやり取りしたであろう手紙も多く引用されている。大事に仕舞われてきた記憶が真空パックさながら鮮やかなままに、その輝きはきらめいた宝石のよう。

物語後半で、いっきに1980年代に舞台を移す。老いた明子たちが調査することになる当時の蕗子についての謎解き。読後も、しばらく余韻が心に残っている。

この物語のモデルとなった主要人物たちはもうこの世にはいない。101歳まで生きた桃子さんさえも。それでもこうやってその想いや生きた証は、本となって残り続ける。・・・すごいものを読んでしまった。

追記:桃子さんの言葉「本は一生の友だち」。わたしもそう思う!

(my)

Friday 22 April 2022

春土用

今は春土用の時期。ということは、季節の変わり目ということだな。年々春と秋が短くなり、夏と冬が長くなってきる気がする。

ストーブをつけた夜の次の日は、25度を超えていこうかとする夏日に。面食らってしまう。個人的には春と秋のお洒落が楽しいのに、なんだかなぁ。Tシャツかコートの世界。

庭や畑は、あっという間に草木が生い茂る。手入れをますますこまめにしなくてはいけない季節の到来だ。チューリップとたんぽぽの時期は過ぎゆき、もうすぐ初夏。

(my)

Wednesday 16 March 2022

芋植う季節

やっとあたたかくなってきた。まわりの梅も咲き出した。この冬はとても寒くて、おまけにたくさん雪が降った。なおさらありがたい春の訪れ。

少しずつ畑も再開。今日は、午前中じゃがいもを植えた。(男爵とキタアカリ。)

以前植えたところを耕していると、土の中に小さなじゃがいもがあったり、野草の間にこぼれ種から成長したと思われるちいさな金時人参や伊吹大根が。なんとも健気でかわいいのです。

畑はいいなぁ~!

(my)

Tuesday 15 February 2022

物は大切に

いきおいよく捨てるような断捨離的なことには、あまり賛成できないなと思う今日この頃。(提唱者の方の本を何冊か読みましたがそちらについては一理あるなとも思っています。実践はしないにしても。今回の記事はあくまで“断捨離的”なものについてです。)

転勤族だったせいか、引越しのたびにいろいろなものを整理してきました。今の私が気に入ったものだけ手元にもっていたらいいわとじゃんじゃん処分していたのは、若かったゆえか、もしくは引越しハイになっていたのでしょうか。一回必要ないと思ったものはずっといらないだろうと決めつけてすらいました。しかし、意外とそうでもなかった・・・。

特に紙媒体について思うこと。一般書店で流通していた本や雑誌は、図書館を駆使してなんとか閲覧はできる。しかし、もう一度自分のものにしようとおもったらこんなに難しいなんて。こ、この本がこんな高額に・・・と驚愕し、あーん、処分しなきゃよかったと落ち込むという流れに。

そして、カルチャー的なもの(紙だった時代のコンサートチケット、限定のレコード、当時のチラシやダイレクトメール、フリーペーパー等)。そういったものはなかなか取り戻せない。ネットで調べてみても、だれかが載せていない限り存在すら定かじゃない。幻だったのかな?と思ってしまうほど。勢いよく捨ててしまっていたことに大後悔。

ライブ情報葉書(各バンドがたぶんプリントゴッコで印刷したものを送ってくれていた)/情報誌(花文やカイトランド、timeoutとか)/ミニコミ等、いろいろ思い出し見てみたいなって思ってももう記憶の中にしかない。イプサのPR誌cawaii clickだけはどうしても再読したくてなんとか手に入れたけれど、これまた入手が大変だった。中学生の想い出補正かな?と不安だったけれど、実際再読すると記憶のイメージ以上に素敵だった!思春期に何度も読んだこの冊子に、わたしって影響受けてるなぁとも驚いた。

そういった経験をふまえて、これからはそのときのいきおいで処分することはないでしょう。わたしのもとにやってきたわたしにとって貴重なもの。大事に保管するのも使命だなんて思えてきました。(大げさかな。)

(my)

Thursday 20 January 2022

手作りおばさんへの道 編みもの編

2021年の夏のこと。やっとスタートラインにたてたきっかけは、darumastoreで見たテリアカのボールバッグキットだった。あまりの可愛さにくぎ付け。できるかなと何度も悩んだ末に、えいやと購入。届いたときは編み図の分からなさにひるんだけれど、つくらないと勿体ないとなんとか手を動かし完成させた。身銭を切るって大事やな。見本とは若干違うものが出来た気がするけれど、とても気に入っている。小学校のとき入っていた手芸クラブの楽しさを思い出した。(ひこねのりおさんのサントリーのペンギンの刺繍入りクッションとかつくった。ちなみにはじめておこづかいで買ったレコードはそのCMソングが入っている「ガラスの林檎」の7インチ。)そして、図書館で借りた橋本治さんのニット本。編みものの仕組みが理解できた気がした。(とても名著なので復刊してほしいな。古本市場で高値なのです。)

ここまでくるのに長く年月がかかった。ずっとやってみたいと思いつつ、いつも気付けば春に。今思ったら、別に春に始めてもいいやんと思うけれど、“編みもの=冬”と思い込んでいた。思い込みって怖いね。特にこの10年、憧れはつのっていた。毛糸ショップを訪れてみたり、藤沢に住んでいたときは近所の毛糸サークルに問い合わせたこともあった。(凄腕のおばさまばかりのサークルだったので結局行かずじまい。)編みもの本をみると暗号のよう。何から手を付けたらよいのやら。とりあえずきれいな毛糸を買ってはみたものの、放置していた。

ぴたりとはまり、手ごたえを感じ、やっと編みものをスタートするタイミングがキラリとわたしに訪れたのです。まずはやってみることが重要だったんだな。いくつになっても、好きなものはやってくる。好奇心さえ失わなければ。まずは初期投資と、輪針やかぎ針や五本針セットを揃えたよ。これからずっと続けていきたいもんね。

(my)

Tuesday 4 January 2022

今年もよろしくお願いいたします。

あけましておめでとうございます。

新しい年が始まりました。今年は寅年。なんとわたしたちは年男年女。

慎みを持ちつつ地道に積み重ねること。そして、新しいことにもチャレンジできたらなと思っています。

みなさまにとって、すばらしい一年となりますように。

今年もよろしくお願いいたします。

(my)