Monday 31 December 2018

忙しい病

気がついたら大晦日になっていた。慌てて今年最後のブログを書き始める。去年ブログ癖を身につけたと思っていたのに、今年はどうも書くことができなかった。時間が無かったから、というのは思い返せば、本当にそうだったのか、かなり疑わしい。毎日欠かさずレコード聴いたり、たばこを吸ったり(今年からパイプに移行しました)してたから、言い訳がましく思ってしまう。ただ単に「忙しい病」にかかってしまったのかもしれない。

近年時間の進み方の早さは加速度を上げている。時間の渦に飲まれているような感覚。個人的なものなのか、世の中全体のことなのか。歳をとったことも大きな原因の一つだとは思うのだが、それだけでもないような。

インターネット、eメール、携帯電話といった画期的なツールが世の中に及ぼした影響のことをついつい考えてしまう。人の行動、そして思考パターンは明らかに変化した。「いつでもどこでもできる」と思ってしまう癖が、「忙しい病」発症のいちばんの原因だと感じている。

インターネットを使わないとか、無い世界を今更考えても現実味がない。実際かなりの恩恵も受けている。「どう付き合っていくのか」がこれからの課題だと思う。自分に合った使い方を身につけると思考パターンも変えることができるかもしれない。時間に流されるのでなくて、乗りこなしたい、というイメージ。

音楽が流れる時間はいつでも一定だ。同じ時間だけ空間の空気を震わせる。振動をキャッチする自分が時間に流されているようでは、音楽の全てを味わうこと到底出来ないだろう。

ストーンズも歌っていた『TIME IS ON MY SIDE』をテーマソングにして何かを変えてみようと思う。

(青柳)