師走をむかえ、気温もだいぶん低くなってきた。関西のなかでは北国といってもいいこの場所。そして、古い農家建築。「寒くないのですか?」とよく質問される。もちろん寒いし現代的暖房設備を備えていないし気温はたぶん外と一緒だけれど・・・ただこういった時期があるのも悪くないなと考えるようになった。
凜とはりつめた空気のうつくしさ。冴えたその感じ。景色がくっきりしている。遠く雪をかぶった伊吹山が見える。四季折々あるからこその楽しみ。
逆に、季節感がないことに違和感を感じるように。例えば、一年中同じような温度に設定された空調が苦手になってきた。エアコンの暖房ははじめは確かに快適と思うのだけれど、しばらくたつと空気全体がもあっとしている感じに頭がぼーっとしたり汗をかいたりしてしまう。わたしにとっては小さいストーブがいいなと思うように。(ちなみにvalorという古いイギリスのものを愛用中。至極単純なつくりだが、頑丈でミニ火鉢といった感じ。)
(my)