Saturday, 11 August 2018

めがあう

ネット時代。通販がさかんになればなるほど、わたしは実際お店に足を運んで物を購入することに惹かれる。

もちろんネット通販のお世話になっているし、便利だなとも思っている。既存の知っているものを買うのには重宝する。ただそこにあるのは予定調和の世界。”これがあなたへのおすすめです”。まったく離れたとんでもないものをおすすめされることはない。

レコード屋さんや本屋さん。いろんなコーナーをなんとなくぶらつくうちに勘が冴えてくる。直感のようなものか。ふとめがあう表紙やジャケット。けしてどんな本やレコードなのか、ネットで調べてはいけない。だれかにおすすめされたものではないので、未知のもの。ぴんときたら、それを手に入れる。

すごく自分にあっていることもあれば、失敗なこともある。こうやって身銭を切っていくうちに、自分の好みに対する精度が高まってくる。オーダーメイドのような。これは自分自身で磨いていかなくてはいけないこと。すべてにおいていえること。例えば美味しいたべものについても。

みんながみんな、こういった感じを望んでいるとは思えないし、だれかのおすすめじゃないぶん、リスクも大きい。そのぶん自分にとってのぴったりがわかってくる快感はすばらしいものだ。めがあって、合うものがなんとなくわかるようになってくる。

どんどん現場主義、体験主義になっている。

(my)