Monday, 4 May 2020

家という基準

コロナウイルスが世に広まってから、以前より人々の家にいる時間が増加した。

もともとあまり外出しないような人にとっては、さほど変化がないことかもしれないが、外での活動をメインにしていた人にとっては、かなり非日常的な、苦しい状況であることは想像できる。どんな人であれ、自分にとっての「家」という存在を何かしら見直すきっかけになったと思う。

人間にとっての家は、動物にとっての巣と同じで、活動の基本になるような大切な場所。家は、その人となりを自然と多面的に表しているとさえ思える。他人を家に入れるのが感覚的に恥ずかしいと思うのは当然だと思う。

家は、個々の人間の活動、思考、環境の「基準」となるような存在ともいえる。今、世界中の人たちがおのずと足元を見直しているとしたら、世の中が変化するのは必然的だ。アフターコロナの世界はどうなるのだろうか?

ステイホームを続けながら、こんなことを考えたりしている今日この頃。

(青柳)