Monday, 22 May 2017

薄紫の音


ずっと行きたかった敦賀のTOKLASゑでぃまぁこんのライブを観に行った。
彦根から敦賀までは、下道で2時間くらいの距離で琵琶湖の景色も素晴らしく、ドライブがてらに行くにはとても良かった。山の鮮やかな緑色の中に藤や桐の花がふんわりと咲いていたのが特に印象に残った。自然が作り出す薄紫色は何とも優雅な色を放っていた。
港町敦賀ののんびりとした雰囲気は、近江とはまた違った趣きがあった。古い街はそれぞれに個性が感じられるから面白い。
ライブが始まるのを心待ちにしながらステージを見ると、柱に薄紫と緑の水彩画が掛かっていた。ライブフライヤーのイメージも薄紫と緑で嬉しくなる。演奏が始まり、ゑでぃまぁこんの優しい響きが空間に満たされる。窓からの風も気持ち良くて白昼夢を見ているような感覚に。なんだか、薄紫の音に包まれているような気がした。
5月の生き生きとした色彩と音を体感した至福の小旅行。

(青柳)