Monday 12 March 2018

園芸家12ヶ月

庭仕事なんて、興味がなかった。というか、できないと思っていた。

実家のベランダは遠くからみて分かるくらいに緑がいっぱい。(わたしは一切タッチせず。たまに頼まれて水をあげるくらい。)また植物園に行ったり、緑あふれる公園を散歩したり。お花を眺めたり。そんなことは好きだった。

土いじりとなると、苦手な虫やなめはいるし、こまめに手入れしなくていけないし向いてないなと思っていた。得意な人がやったらいいやん、わたしは眺めるだけ、それでいいのだという心境だった。

ところが、ここに越してからどんどんそういったこと(庭仕事、畑仕事)に興味がでてきた。気付けば、園芸の情報をチェックしている自分がいる。溝掃除をして、狸が出てきて以来(経緯は狸御殿をご覧ください)、勢いづいて夢想していた状態から、やっと現実的に庭仕事にとりかかっている。

ここには玄関あたり一面に、草が伸びるのを防ぐために、人工的な白い石が敷き詰められていた。ある意見により、これを取り除いたらいいのではということとなり毎日少しずつ取り除いている。それだけで、庭の印象はぐっと良くなってきたのだ。目指すところは、伝統的な日本家屋にある苔の玄関。憧れ、夢見る。

園芸としては、古典園芸種に興味がある。江戸時代の花を描いた画集を図書館で借りたことがあって、美しかったから。そして、野草や薬草、植樹。初心者なりに、盛り上がっている。

むかしはほしいものといえば装身具が多かったのだけれど、苗木とかがほしいなんて・・・。変わるものだなぁ。

10代のころ、カレルチャペック「園芸家12ヶ月」という本を読んだ。ぜんぜん理解できなかったけれど、今読んだら面白いのかもしれない。本棚を探してみよう。

追記:宣伝なのですが、horaana journalが再開しました。この記事にすこし関係している話題について載っています。よろしければご覧いただければ嬉しいです。

(my)