Wednesday, 14 June 2017

ふつうのジャズ


夕暮れ時に木工作業をしながら、「COLTRANE JAZZ」を聴いた。なんだか今日の空気とピタッとはまって無性に気持ち良く響いている。
そういえば、大学生のとき初めて買ったコルトレーンがこのCDだった。フリージャズに傾倒していたころだったので、最初「ふつうのジャズだな。」と思ってしまった。でもその後に買ったスピリチュアル期のコルトレーンより実は愛聴していた。
今日聴くコルトレーンのサックスの音は優しさに満ちている。感情豊かなサックスの音に胸がしめつけられるようだ。
普通の物の方が味わい深いと知ったのはMONOのおかげだ。今好きなジャズのレコードは、「KIND OF BLUE」などの定番ものが多い。繊細な音色の違いや演奏の息づかいが分かるようになったからだと思う。

(青柳)